危機感?

今回の帰国で思ったこと。
日本って本当に住みやすい国ですね。
町は清潔で快適、人々は親切で物資は有り余るほど豊か。

国外にいると日本のニュースに敏感になるせいか、嫌なニュースもたくさん耳に入ってきます。
借金だらけの国の財政、原発、ちっとも良くならない景気に少子化、問題は山積みなのに選挙のことしか頭にない政治家、自分の属する部署のことしか考えられない官僚、、、
どうして日本の人々は黙っているのだろう?と歯がゆい思いでいっぱいになります。

報道のあり方に問題があるということもあるかもしれません。
でも、今の世の中その気になれば情報はいくらでも入ってきます。
日本人の危機感のなさこそが問題なのかもしれません。
ですが、今回1週間過ごして、日本が本当に暮らしやすい国であるのを再確認。
住んでいるとあまりの快適さに、危機感がなくなるのかもしれませんね。

危機感とはかけ離れた存在なのはこのふたりも。

存在自体が癒しそのもの。

今回も私の帰宅を大喜びで迎えてくれました。
やっぱり長く離れては暮らせません。

一生危機感とは無縁の存在で、幸せなわんこでいて欲しいです。
わんこはそれで良いのですけれど、、、ね。

葬式費用

三笠宮の葬式費用が1億8900万だそうで。
これって唖然とする金額じゃないのでしょうか?
政治家も官僚も金銭感覚がずれているとしか考えられません。
借金まみれで、被災後の日本でそんな余裕があるなんて驚きです。
賛成する人があるならば、そういう人からの募金でまかなって、税金を使うのは止めて欲しいものです。

むかついた後の癒しは大輔くん。

大輔も姫もカナダわんこですから、落ち目の日本なんて関係ないのです。
私?日本人ですもの。
離れていても日本のニュースにやきもき、イライラです。

HALF MOON RUN

カナダにお住まいのブログ友、mosshavenさんのお孫さんが本格的に音楽活動をはじめて、カナダ国内とヨーロッパのツアーに行かれるそうなので、ここでも宣伝しちゃいます。

演奏場所はクラブのような所が主だそうですが、ヨーロッパが成功すればアジアにも来られる可能性もあるとか。

こちら、とても良い曲なので聴いてみてください。
まだ20歳のアーティストのこれからが楽しみです。
そのうちにヒットチャートに乗るかもしれません。

グループのサイトはこちら http://halfmoonrun.bandcamp.com/

防波堤の再建

2日前のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に釜石の防波堤の記事が載っていました。

それによると、釜石の防波堤は30年間という歳月と、16億ドル(1200億円ぐらい?)という費用をかけて作られたそうです。ギネスブックにも載ったこの防波堤ですが、津波を防ぐのに何の効果もなかったのに加えて、村を飲み込んだ18mもの波を作るのに貢献する羽目になったそうです。

この経験から防波堤作りはあきらめるかと思ったら、またもや政府は防波堤の再建を地域の再建政策の一環として計画しているとか。「新しい日本を目指して政策を推し進めていくべき政府は、いまだに戦後の古い政策から抜け出せず、政治と企業の癒着も改善の気配が見えない・・・」と記事は厳しい論評を加えています。長い記事なので興味のある方は、英語ですが、こちらをご覧ください。

http://www.nytimes.com/2011/11/03/world/asia/japan-revives-a-sea-barrier-that-failed-to-hold.html?pagewanted=1&ref=world&src=me

これに関係して、日本の新聞はどういっているんだろう?と検索してみると、読売新聞の記事が見つかりました、

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110704-OYS1T00353.htm

防波堤は津波を防ぐものではなく、ただ避難の時間を稼ぐためのものという認識がひろまっているようです。

こちらは東京新聞の社説をまとめたブログの記事です。防波堤の再建には慎重になるべきとのこと。

http://shasetsu.seesaa.net/article/218299912.html

さて、政府の政策やいかに?
きっとまた税金をつぎ込んで防波堤を再建するのでしょうね。ヤレヤレ。


写真はインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙から拝借しました。