サウジだけなのか、アラブの風習なのかわかりませんが、食事に招いた場合のおもてなしの仕方がとても変っています。
日本では夕食に招かれた場合、割とすぐに食事が出てきますよね?
その食事は普段とは違ったご馳走のことが多く、質と量でお客様をおもてなし~と力が入ります。
食事の後は親しさの程度に応じて、居座る時間の長さが変ってくると思います。
カナダでは食事の前に、まず何かアペリティフを飲んでおしゃべりし、頃合を見計らって、食事になります。
食事は日本よりは力の入れ方が軽いです。
普段よりは少しグレードアップして、おもてなし~という感じ。
食事の後はコーヒーやディジェスティフを飲んでくつろぐ習慣なので、お客様が長くいてくれると、満足してもらえたのかな~と嬉しくなります。
さて、こちらですが、まず延々と飲み物が出てきます。
ジュース、アラビアコーヒー、お茶、その間に甘いお菓子やちょっとしたスナックなども出されます。
食事は一体いつから始まるのだろう?水分でお腹がタプタプになってきたぞ~と思いながらおしゃべりしていると、おお、もうこんな時間~と思うような時間に食事になります。
食事には普通たくさんの人を招くので、ビュッフェ形式が多い気がします。
そして、食事の後はさっさとお開きになります。
所変れば、食事も変る~です。
そうそう、アラビアンコーヒーですが、日本でも飲めるのでしょうか?
私はここに来てはじめて飲みました。
普通のコーヒー豆よりもずっと軽くローストして薄い茶色になった豆を挽いて、沸騰したお湯の中に入れます。じっくりと煮出して、カルダモンを入れて出来上がり。
これを濾してポットにいれ、持ち手のないエスプレッソカップのようなカップに注いでいただきます。
カルダモンの風味がなかなかのもの。
カップが空になるとすぐにまた注いでくれてしまうので、いらない場合はカップを差し出す時に左右に軽く振ります。この時の手は必ず右手で。左手は不浄とされています。
もし、日本でもアラビア料理を食べる機会があれば、是非お試しを。
ここまでは前置き(長いぞ~)だったのですが、紙面が尽きた(?)ので、この後の話は明日に。
画像が全くなかったので、可愛い姫の写真を最後にアップします~。

