6年振りのカナダの病院

大輔も姫も情けなさそうに尻尾を下げて、どうしたんでしょう?


病院に来ているのでした。
どうして一歩入った途端に病院だってわかるの?と思いますが、わんこの知性を甘くみてはいけないのです。
ふたりとも一歩入って、回れ右をして帰ろうとしたのですが、そうはいかず、無理矢理診察室に連れ込まれてしまいました。

大輔が帰ろうよ~と訴えていますが、そうはいきません。
6年ぶりにカナダのお医者さんに診てもらうのです。
予防接種のほかに血液検査もしてもらって、6年間の海外生活で身体に無理がきていないか、しっかりと確認してもらわねば。

こちらは血液検査後の姫です。
採血は保護者付き添いではなく、別室で密かに(?)行われます。


よっぽど嫌だったらしく、戻ってきてからハアハアいいながら待合室をうろうろ。
結局私の座っている椅子の下に落ち着きました。
そして、前足を私の足にくっつけてます。
手をつないでいるのではなく、足つなぎ。嬉しいのは私です♪


体重は大輔が13.9kg、姫が13.4kg。
血液検査の結果、フィラリアは陰性で、健康状態も良好だそうです。
しかも、あろうことか、大輔の心臓の薬も必要ないと言われました。
確かに心音に雑音は混じっているけれど、程度が1から10までだとしたら、2ぐらいなのだそうです。
何の症状も出ていないので、薬は飲まなくていいのだそうです。
パリの医者に薬を飲めといわれ、リヤドの医者には雑音はそれほどひどくないけど、パリの医者が薬を飲めと言ったなら飲んだらいいんじゃないでしょうかと言われ、ここへ来て飲まなくていいって、なんだそれは~という気がします。
今まで3年間飲み続けてきたのは何だったのか。
とりあえず、急に薬をやめるとよくないので、半錠づつ2週間飲んで、止めることにしました。

カナダでは狂犬病の注射も2年に1回で良いのだそうです。
お医者さん曰く、「へ~、フランスでも毎年注射をしていたんだね。こっちのほうが狂犬病が多いのにね(野生動物が多い為です。わんこの発症率が多いということではありません。念のため。)。政府のやることはわかんないね。」だそうです。
カナダって何事にものんびりした国なのかも。

待ち時間を入れて1時間の診察とフィラリアの薬を含めて9万円の出費後、大輔も姫も健康のお墨付きをいただいて、帰途に着いたのでした。