マイヤーレモンチーズケーキ

我が家にはコックさんが常駐しています。
ダンナの仕事関係のランチやらディナーが多いためですが、普段の食事も作ってくれます。
コックさんは韓国人ですが、オーストラリアのコルドンブルーで学び、韓国料理の免許も持っていて、グラスゴーのイタリア料理のお店にも勤めたことがあるので、パスタも作れると言う若いのに優秀な料理人です。
ですが、家庭料理を作り、それとは全く違った目的の改まった席の料理も作り、しかも決まりきった料理でないものを作るというのは今まで経験のないことでした。
あれやこれやと注文を出して、お互いに試行錯誤の毎日。
2年以上が過ぎて、やっと好みがわかるようになってくれました。

先日、ネットで美味しそうなデザートを見つけ、コックさんに「これ美味しそうよ~」とメールしました。
するとそのデザートがその日の夕食にでてきました。
ひとくち食べてしまったので、反対側から写真を撮りました(汗)

dessert

この日ほど家にコックさんが居てよかったと思ったことはなかったかも(笑)
こんな生活に慣れてしまうと、カナダに帰って自分で家事全般をしなければならなくなった時が恐ろしい。。。

ともあれ、その日のデザートのレシピです。
実際のサイトはこちら。
http://www.thekitchn.com/recipe-goat-cheese-honey-pistachio-mini-cheesecakes-with-meyer-lemon-cream-recipes-from-the-kitchn-200039

マイヤーレモンってレモンとオレンジの合いの子のようなレモンなのだそうです。
初めて知りました。
日本では普通に手に入るのでしょうか?
ウチのコックさんはマイヤーレモンの代わりに普通のレモンを、ヤギのチーズがなかったのでクリームチーズを使ったようです。しかも12個分なんていらないので、材料を4分の1にしたそうです。

(日本語訳です)

ヤギのチーズと蜂蜜とピスタチオのミニチーズケーキ、マイヤーレモンクリーム
(一口大のケーキ12個分)

<材料>

-ピスタチオクラスト
1カップ山盛り 殻をむいてローストして塩をまぶしたピスタチオ(レシピノート参照)
1/4カップ グラニュー糖
大匙3 溶かした無縁バター
-フィリング
11オンス(約312g)マイルドなヤギのチーズ、室温に戻しておく
1/4カップ グラニュー糖
1/2カップ クレムフレッシュかサワークリーム、室温に戻しておく
大匙2 良質の蜂蜜
小匙1/4 バニラビーンズペースト、またはバニラエッセンス
塩(シーソルト)少々
3個 卵

-マイヤーレモンクリーム
大匙8 無縁バター、室温に戻しておく
1/2カップ グラニュー糖
2個 卵(大き目のもの)
2個分 卵黄
小匙2 マイヤーレモンの皮の摩り下ろし
1/2カップ マイヤーレモン汁(レモン3、4個分)(レシピノート参照)
小匙1/4 バニラビーンズペースト、またはバニラエッセンス
塩少々

-上に飾る砂糖をまぶしたピスタチオ
1/2カップ ピスタチオ、殻をむいて、ローストして、塩をまぶし、みじん切り
大匙2 ブラウンシュガー
大匙1 お湯

<作り方>
一番下の層がピスタチオのクラストです。ピスタチオと砂糖をフードプロセッサーに入れ粉にする。ボールに入れ、溶かしバターを加え、濡れた砂のようになったらOK。12個分にわけ、小さな型に入れ(もしくは、小さなマフィン型にカップケーキ用の紙を敷く)、しっかりと底に押し付ける。

オーブンを400°F(205℃)に温める。その間にクラストを冷蔵庫で冷やす。オーブンで10-12分焼いた後、十分に冷ます。

オーブンを300°F(149℃)にし、ヤギのチーズと砂糖をフードプロセッサーに入れ1分間混ぜる。クレムフレッシュ、蜂蜜、バニラ、塩を入れ、もう30分混ぜ合わせる。卵を1個づつ入れて混ぜる。ここでかき混ぜすぎないように。フードプロセッサーがなければ、泡立て器を使う。

フィリングをそれぞれの型のクラストの上にほぼいっぱいになるまで入れる。オーブンで18-20分焼き、冷めるまで室温で置いておく。冷めたら冷蔵庫に入れ4時間以上冷やす。

マイヤーレモンクリームを作る。バターと砂糖を電動の泡立て器で、軽くふわふわのクリーム状になるまで約2分間混ぜる。卵と卵黄を少しづつ加えながら良く混ざるまでもう1分間混ぜる。レモンの皮の摩り下ろし、レモン汁、バニラ、塩を良く混ぜ合わせる。レモン汁を加えると塊がで出来るが、温まってくるとなくなるので大丈夫。

レモンクリームを弱めの中火で、よくかき混ぜながら165°F(74℃)になるまで温める。スプーンの裏にべったりとつくようになったら出来上がり。室温で置いておく。(冷蔵庫で1週間は持つ。冷えると固くなるので、必要ならばクリームを大匙1,2杯足す)

耐熱容器にオーブンシートを敷き、刻んだピスタチオを広げる。お湯に入れて溶かしたブラウンシュガーをピスタチオの上からかけてまぶす。350°F(177℃)に熱したオーブンに入れ8-10分、こんがりと焼き色をつける。冷めたらほぐしておく。

型からはずしたケーキを室温に戻し、食べる直前にレモンクリームをかけ、ピスタチオを飾る。

<レシピノート>

無塩のピスタチオしかない場合はピスタチオを粉にする時に塩を小さじ1/4加える。
マイヤーレモンがない場合は普通のレモンを使い、砂糖を多めにする(大匙1-2)。

6 Replies to “マイヤーレモンチーズケーキ”

  1. 凄い、美味しそう!
    こんな優秀なコックさんが家にいたら
    もう、すっかり馴れてしまって
    自分で作るのは簡単なものばかりになってしまいそう!

    でも大丈夫!
    シオンさんは大の大の食いしん坊だから
    カナダに帰ってからは、また美味しいものを食べるために
    美味しいお料理を思い出しながら、作るに違いないからです。
    でもできたら、このコックさんを連れてカナダに帰りたい!
    と思っているのでは・・・?(笑)

  2. >愛ちゃんママさん、
    晩御飯は一皿、一皿でてきます。
    自分で作ってたらそんなことしていたら大変です。
    週末は私が担当なのでいい加減です(汗)

    カナダに帰る前にコックさんから韓国料理を習わねば~と思っています。
    コックさんが作る韓国風ビーフリブは絶品です。
    カナダに拉致したいです~。

  3. うわ~、美味しそう~~!!

    うわ~、手がかかってるのですね~・・・。

    これは家庭料理ではないですね。。。
    コックさんだからこそのケーキですもの。

    でも、シオンさんならカナダにお帰りになっても大丈夫、に1票!!
    ご自分でされることでしょう。

  4. 美味しそうなケーキ♪
    マイヤーレモンって初めて聞きました。
    こっちも食べてみたいです。
    フルーツ大好きわこべえです。
    原産はどこなのでしょうか?

  5. >小米花さん、
    日本にいると美味しいものが簡単に手に入りますよね。
    カナダではそうはいかないので、自分で作ることになります。
    この生活に慣れてしまうと、復帰が難しいかも~。
    でもがんばります~。

  6. >わこべえさん、
    マイヤーレモンって日本でも珍しいですね。
    レモンとオレンジが交雑したもので、中国が原産らしいですが、カリフォルニアの有名シェフ、アリス・ウォーターズが使って以来アメリカで有名になったそうです。
    日本では三重県で作っているようです。
    もし手に入ったら味の感想を聞かせて下さい~。

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