西海岸にあるサウジアラビア第二の都市、ジェッダに行ってきました。
ダンナの出張にくっついていったので、1泊だけです。
サウジ国王の提唱で建てられた”KAUST(King Abdullah University of Science and Technology )”と呼ばれる新しい大学を見学するというので、一緒に行くことにしたのです。が、直前でその予定が取りやめになってしまいました。
この大学は最先端の科学技術を研究開発するべく、世界中から一流の学者を招聘し、戒律の厳しいサウジアラビアで、唯一の男女共学、政府や宗教警察の干渉を排除した画期的な試みなのです。
その代わりに言語障害と聴覚障害者、主に子供の為の病院と、知的障害のある子供の施設を見学させてもらいました。
どちらもサウジ女性がゼロから作り上げて、その経営に当っています。
病院の医師はアメリカとカナダで免許を取得した人達ばかり、最先端技術を使い、教材は外国語のものをアラビア語になおすなど、アラブ諸国の中でのパイオニア的存在です。
施設のほうも行き届いた設備と教育方法、先生達も有資格者ばかりです。しかもこちらは非営利です。
元からお金持ちで資金が潤沢にあったことは、成功の大きな理由のひとつだったとは思いますが、
女性に対する差別や制約の多いこの国で、他の国にも負けないほどの施設を作り上げ、維持しているふたりの情熱と努力に圧倒されてしまいました。
見学後は少し時間があったので、古い建物が残っている地域に行ってみました。
立派な文化遺産だと思うのですが、ほとんど修復している様子はありません。
この建物だけがかろうじて1階だけは博物館もどきになっていて、展示がしてありました。
周辺はスーク(市場)です。
道路まで屋台が広がっています。本当は不法なんだそうですが、当局が見逃しているのだそうです。
新しいビルもたくさんあるのですが、写真を撮ったのはここだけだったもので、、、
次の訪問の際にはジェッダの他の顔も撮って来たいと思っています。
すごいところですね〜
どの写真も絵はがきみたい(^^)
子供のための施設と病院も、本当に素晴らしいんでしょうね。
こんなこと言っちゃうと身も蓋もないかもですが…
やっぱりお金って素晴らしいですね(^^;)
その上に高い志が築き上げられるなんて、最高ですね。
お野菜、美味しそう♪
あまり見る機会の少ない 珍しい写真、旧い言葉ですが 異国、と
言う感じがします。100年、いえ50年前はいったいどんなお国だったのでしょうか。 旧い建物に住んでいる人々は 冷房など
今でもつけていないのですか?
>Saoekoさん、
写真はジェッダの古い建物が残る特別な地域で、他はこんな風じゃないんです。
途中でお店の人に呼び止められて、デーツを一袋もらいました。
運転手さんの知り合いなんだそうです。
優しい人が多い町なのかな~と嬉しくなりました。
お金があっても↓の記事のように800頭の馬に費やす人もいますからね~。
私の会ったふたりの女性はすごいって思います。
>mosshavenさん、
世界は狭くなったといいますが、まだ「異国」は残っています。
この国はいまだにびっくりするようなことが多いので、50年前はかけ離れた世界だったと思います。
女性の最初の学校が開設されたのが、1957年のことだそうです。
ちなみに日本では1870年には宣教師によって女学校が設立されていますし、江戸時代だって寺子屋で女の子でも勉強ができました。
日本に生まれてよかったな~と思います。