DMZ


うららかな秋の風景~、、、ではありません。

日本では板門店として知られている、南北朝鮮の間の非武装地帯に行ってきました。英語ではDMZ(Demilitarized Zone)と呼ばれています。板門店と言うのは地名なのだそうです。
非武装地帯というのは冗談のような呼称で、地雷はたくさん埋まっている、武装した兵士が常時監視しているなど、実際は世界で一番武装されている地区かもしれないとか。
ところが、皮肉なことに、60年以上も人の手が入っていないので、この地域は野生動物の宝庫となってもいるのだそうです。

遠くのほうに高い塔のようなものがみえますが、その辺り一体は北朝鮮が作った宣伝用の町で、いかにも都会っぽく見えますが、実は張りぼての町だそうです。


「軍事停戦委員会」の本会議場に行きました。向こうに見えるビルは北朝鮮の板門閣という建物です。ブルーの建物が会議場です。韓国兵士が北朝鮮側を向いて警備に当たっています。板門閣にはもちろん北朝鮮の兵士がいて、こちらを監視しています。

あっ、監視に当たっていた兵士が階段を降りてこちらに来ます。

境界線(矢印のところ)まで来て、こちらを監視しています。


というか、直ぐ近くにいるんですから、双眼鏡は必要ないんですが。
どうやら、双眼鏡を使ったほうが脅しが効くと思っているようです。

後に行った都羅山駅にはこんな表示がありました。


本当にピョンヤンまで列車が繋がって、人々が普通に旅行できる日が早く来ることを願います。