蓮尽くし

以前に紹介したことのある家具博物館にまた行ってきました。
今回はハスの絵と家具の展示です。
絵と言っても有名な画家が描いたのではなく、ほとんどが無名の人々の手によるもの。

韓国では以前はこういう絵を門の所に貼ったりして飾りにしていたのだそうです。
そして、飽きてきたら新しいのを古い絵の上から貼り重ねていたのだとか。

稚拙と言えばそうなのですが、それなりに味があります。
パターンがいくつかあって、それに沿って描くので、誰にでもできるらしいです。

蓮の花のつぼみ。
水から出すとなんとも奇妙な格好です。

ハスの花は泥の中から清らかな花を咲かせるので、特に両班と呼ばれた貴族にとっては人生のあるべき姿を象徴する花だったそうです。

さて、花より団子タイプにはこちら。

蓮のお茶とお菓子をいただきました。
蓋を開けると、2種類のマカロンに2種類の韓国菓子。
いただきま~す。

三清洞ぶら

ソウルに来てから1年弱でやっと在留届を日本大使館に出してきました。
特に出さなくても生活に困らないのですが、出さないと選挙人登録ができないのです。
登録してから選挙人の登録書が来るまでに3ヶ月ぐらいかかるので、今度の選挙には間に合わないかもしれません。気になっていたのですが、夏の暑さに負けて外出する気を失くしていました。

その帰りにおしゃれなエリアといわれている三清洞界隈をぶらぶら。

これは景福宮の並び、国立近代美術館を建築中の工事現場に張り巡らされた塀の一部です。
最初に見た時は何者?と思ったのですが、ユーモアたっぷりの芸術(!)作品、気に入ってます。

こちらは古い家屋を改造したカフェ。
由緒ありげですが、中はソウル風スタバといったところ。
でも、この木の感じが良い雰囲気です。

ハロー・キティカフェ。
サンリオの了解は取ってあるのでしょうか?

入るにはちょっと勇気がいるような、、、

韓国エステ

博多の味を楽しんだ後、エステに行ってきました。
韓国エステ、試してみたかったのです。
tohさんの知人の方のお勧めサロン「The G」

保湿のコースにしてみました。
サービスで肩や足のマッサージがついてきます。

このマッサージがかなり効く~。
ぐいぐいと痛いぐらいの力強さ。
肩が凝っていたので、気持ちよかったです。

が、

何故か顔も。クリームを塗る時など力強くぐいぐいと押されました。
優しくマッサージが普通だと思うのですが、、、

しかも、

お昼ごはんの後、2時半頃に行ったのですが、

これがいけなかった!

担当の人がすっごくニンニク臭い!

素敵なラベンダーの匂いのオイルでマッサージをしてくれているのに、ラベンダーの匂いは完全にニンニクの臭いに負けていました。

(教訓)
韓国エステに行く時には、韓国料理を食べて、ニンニクの臭いがわからなくなってから行くべき。

韓国のカキ氷

毎日暑いですね~。
暑い時には冷たいものが食べたくなります。
アイスクリームも良いですが、さっぱりしたカキ氷、特に宇治金時が食べた~い!
、、、と嘆いていた私に朗報。
韓国にもカキ氷があるのです。ピンスと呼ばれています。

市販のはこんなのです。

ふたに印刷されている「氷」の旗が日本のと似てますね~。
これはパッピンスといって、小豆(パッ)入り。
でも、ウチのコックさんによると、ピンスはこれ1種類しか売っていないそうです。
韓国でカキ氷と言えば小豆が入っていないといけないようです。

さて、これを開けると中はこんなのです。


小豆の他に小さなお餅のようなものも入っています。
中身はガチガチに凍っています。
これは日本のカキ氷のようにこのままスプーンですくって食べるものではありません。
では、どうするのかと言いますと、このように大き目のボールに中身を取り出して入れます。


そして、その上から牛乳をかけます。
最初にそれを聞いた時には、思わず「え~っ?」と言ってしまいました。
牛乳をかけたのがこれ。


そして、これをぐちゃぐちゃと混ぜていただきます。
ビビンバもそうですが、韓国の人って混ぜる料理が好きなんですよね。

で、味ですが、これがかなりいけるのです。
暑い時にはパッピンス!

そうそう、カフェなどではフルーツやらアイスクリームやら色々なものが上に乗っかって出てきます。
ハーゲンダッツのお店で1回だけ注文したことがあります。
ものすごく大量に出てきたのでびっくりしましたが、後で聞いたら普通は何人かで分け合って食べるのだそうです。
韓国の人ってみんなで同じお皿から取って食べるのが大好きですが、カキ氷もだとはオドロキでした。

夏の別荘へ

某韓国人の夏の別荘に招待していただきました。

伝統的な韓国の家とお庭、ため息が出るぐらいきれいです。

家をぐるっと案内していただいたのですが、その時にこんなものを見つけました。


昔、漢字を覚えるのに使っていた「千字文」です。
詩なのですが、すべて違った漢字が使われているのだそうです。
内容は違っていたと思いますが、日本でも中国でも「千字文」が使われていたのですよね。
こういうのを見ると、日本と韓国が同じ文化圏であることを再確認してしまいます。

きれいなお庭で歌と踊りも披露していただきました。

こちらが歌。
迫力のある歌に聞き惚れてしまいました。
太鼓の男性もいたのですが、地面に座っていた為、私の席からは写真が取れませんでした。

そしてこちらが踊り。
こんな美女にふわふわぁ~と踊られると、同性でもメロメロになってしまいます。

これはその後でいただいたお昼のビュッフェのデザートの中のひとつ。
きれいでしょ~。

外側はお餅で、中は胡麻餡。
きれいなだけではなくて、とても美味でした。

ある日の街角

靴屋の可愛い店員さん、お客が来なくて暇そうです。

こちらは屋台で売られている不思議なスナック。

ふわふわとした食感で、日本の「カール」のようなものかもしれません。

市場の食事

日本では金環日食を見られた方がたくさんいらっしゃったようですね。
こちらでは話題になっていませんでした。
日食が近々あることは知っていたものの、正確な日を覚えていませんでした。

当日の朝、
あれ?さっきまで晴れていたのに、曇ってきたわぁ~と思いながら朝ごはんの用意をしにキッチンへ。
今から思えば、あの時が日食だったに違いありません。
空を見ればよかった、と後悔しきりです。
でも、専用のメガネも持っていませんでしたけど。

さて、今日のお題です。

ソウルにはあちこちに市場があり、市場の一部は屋台のようなレストランになっています。
一度は食べてみたかったのです。

今回、初挑戦してきました。

どんな店があるのかとキョロキョロしながら歩きましたが、アメリカ人のベジタリアンの友人と一緒だったので、野菜ビビンバのお店に。

カウンターにずら~っと具材が並んでいます。

それをご飯の上に次々と乗せて、秘伝(?)の味噌と辛そうなソースを加えてできあがり。

味は、、、
う~ん。
2日前に普通のお店で食べた石焼ビビンバのほうが数段美味しかったです。
こういうところは味は2の次で、手軽にすばやく食べたい人向きなのかも。

伝統の良さ

カナダで通算12年暮らしたせいか、ブランド物にはほとんど興味がありません。
カナダでブランド品を意識して使っている人って、たぶん人口の5%にも満たないのではと思います。
その昔、日本から引っ越して間もない頃、お友達の家に招かれて、濃紺のテーブルクロスの上でロイヤルコペンハーゲンのハーフレースの食器がフルセットで使われていたのに感激したことがあるのですが、招待した側も、招待された他の友達も、メーカーや食器の種類について何も知りませんでした。
フルセットの持ち主は夫の家族がデンマーク系で、お義母さんから譲られたのだそうです。
食器に感激したのは私が最初で最後だったようです。

そんなカナダ人の感化をうけて、バックはどこのメーカーでも、軽くて丈夫なのがいちばん~と思っているのですが、今回はこんな所に行ってしまいました。

韓国家具博物館です。

ここは私立の博物館で、オーナーが韓国全国から集めた建物やアンティークの家具が展示されています。
ため息が出るほど優雅な空間で、お邪魔するたびにうっとりしています。

え?どこがブランドかって?

うふ。

こちらをご覧ください。

グッチのバッグが韓国のアンティーク家具の中に鎮座しています。

「時間を越えた職人技、韓国の伝統とグッチの91年の歴史の出会い(Timeless Touch of Craftsmanship: Korean Heritage Meets 91 Years of Gucci Archive)」という展覧会でした。

韓国風の部屋とグッチのバッグが調和して見えるのが不思議。


良いものは時間を越えて生き続けるというメッセージですね。

去年はグッチの創立90年を記念して、金閣寺の方丈で同じような展覧会があったのだそうです。
興味のある方はグッチのサイトをご覧ください

両親の日

韓国では「母の日」と「父の日」の代わりに5月8日が「両親の日」です。
カーネーションを贈るのは日本と同じ。
でも、花束ではなくて、こんな風にかごに入ってます。

しかも、カーネーションは添え物で、お金をギフトとして贈る習慣があるのだとか。
結婚している人達は自分の両親と義理の両親4人分。
儒教の考えがふか~く浸透している国なので、親孝行はおろそかにできません。

ちなみにカナダでは日本と同じ、5月の第2日曜日が「母の日」です。
人によって贈り物をしたり、しなかったり。贈り物の内容も色々です。

フランスの「母の日」は5月の最後の日曜日。
フランス人はどんな風にして祝うのか、、、覚えてません。

サウジでは「母の日」は全く違う日にあります。
何日だったか覚えていないのですが、エジプトでは3月21日だそうなので、たぶんサウジでも同じではないかと思います。

(業務連絡)
母の日にかけて台湾に遊びに行ってしまった母へ。
プレゼントをネットで手配したつもりだったのですが、何の手違いか、注文されていませんでした。
遅れて頼むと母の日用のきれいな包みでなくなってしまうのが残念ですが、再度注文します~。

鷺梁津水産市場

ノリャンジン(鷺梁津)スサンシジャン(水産市場)というソウルの魚市場に行って来ました。

遊びに来ていた義姉がカナダ人にもかかわらず、魚は刺身で食べるのがいちばん!と断言するほどの刺身好きなので、新鮮な魚が手に入る場所へ観光ついでに行ってみました。

貝類の種類が多く、サザエだぁ~とひとりで騒いでいたのですが、カナダ人はさすがにサザエはみたことが無く、義姉も義兄も食べそうもない(ダンナは食べます)ので、仕方なく今回は見送りました(涙)

小さい蛸は生きたまま、つるりと食べるのが韓国風とか。
ちょっと無理かも~。

辛そうな物の数々。手前の明太子以外は何だかわかりません。

魚を買ってそのまま傍にあるレストランで調理してもらえるそうなのですが、ガイド兼通訳として一緒に行ってもらったコックさん曰く、観光客向けで値段が高い!そう言えば、中国人らしき一行や、日本人のカップルや、西洋人の家族連れの姿も見かけました。
持ち帰って家で食べることに決定。

選んだのはこの2種類。ヒラメと、、、小さいほうは何でしょう?
そのほかに赤貝のようで赤貝でない貝も買いました。
お店の人が、こっちとこっちは刺身用、と教えてくれます。

魚はどちらもまだ生きているのをその場で捌いてくれました。
生きているのにかわいそうにと思うよりも「美味しそう~」と思う気持ちが勝ってしまうなんて、、、でも美味しそう~!