生まれたばかり

砂丘ドライブの終わりに、今度はタイヤに空気を入れるために、舗装されている場所へ車を走らせていた時のことです。
らくだが目に入りました。
しかも、赤ちゃんらくだが一緒にいるようです。

お母さんらくだの足にはまだ血が付いていました。
赤ちゃんらくだは、生まれたばかりでまだ立つこともできません。

お母さんらくだのミルクを絞って、赤ちゃんにあげていました。

みんなでずら~っと並んで撮影。生まれたばかりなのに騒がしくしてごめんね。
赤ちゃんは立ち上がりたそうにもぞもぞしていたので、見守っていたのですが、まだ無理でした。
あんまりみんなで急かすのもいけないよね~と、そっとして置くことにして、その場を立ち去りました。
いい子に育ちますように。

砂丘ドライブ

砂漠に遊びに行ってきました。
今回は本格的な砂丘ドライブです。

さて、ここで問題です。

砂丘のドライブの前に、車にしなければならないことがあります。さて、何でしょうか?

ヒントはこれです。

、、、

わかりました?

、、、

そうなんです、タイヤの空気を抜いているのです。
道路を走るのにちょうど良いぐらいのタイヤで走ると砂に沈んでしまうので、空気を抜いて圧力を減らします。

タイヤも程よくへこんだところで、砂丘ツアーに出発~。

砂丘のドライブの醍醐味は、何と言っても砂の丘を上り下りすることです。

程よいスピードで上がって頂上をクリアします。スピードが足りないとクリアできないし、出すぎていると飛んでしまいます。
あと一歩、頑張れ~。

残念、もう一歩でした。あえ無く後退、、、

頂上で立ち往生する場合も。
タイヤが空回りして、砂を盛大に吹き飛ばします。
一台が立ち往生すると、他のメンバーは救出に向かう前に、それ~っとばかりにカメラのシャッターを切ります。
これはそんなみんなにサービスして、盛大にタイヤを空回りさせてくれているところです。

立ち往生するのは丘の上だけではありません。
砂丘では平らなところに止まってはいけません。どうしてかって?

こうなるからです。ずぶずぶずぶ~っと沈んでしまいます。
この車は今回のツアーリーダーで、先頭を行って走りやすくて面白いルートを探し、しかもみんなの世話も焼かねばならないので、色々なところで立ち往生していました。

立ち往生した車は、他の車にロープを繋いで、牽引して助ける場合もありますが、軽いばあいは、

押して、

押して、

そして、こんなはしごのような器具も使います。シャベルはもちろん必携です。

ご苦労様の総勢7台。
砂漠へは少なくても3台の車で行くのが望ましいようです。2台が立ち往生してもあとの1台が助けられますから。
7台中5台がプラドでした。
トヨタさん、リコール騒ぎで大変なことになっていますが、プラドはサウジで大人気ですよ~。
鳥取砂丘しかない日本で、砂漠で愛される車作りができるのですから、これを期に品質管理を見直して、立ち直ってほしいものです。

とっても楽しい1日でした。
私は運転しなかったのですが、砂漠初心者のダンナは一度も立ち往生なしでした、
運転が上手ではあるのですが、ビギナーズラックかも。

また遊びに行きたいです。

今度はサラブレッド

最近妙に馬を見る機会が多いです。
今回お邪魔したのは、某プリンス所有の厩舎と競馬場です。
前回と違って、こちらの馬は全部サラブレッド。
厩舎といっても大規模で、敷地の中に馬の為の病院まで完備しています。

競馬場の真ん中は9ホールのゴルフコースになっています。
残念ながら走っているところは見られなかったのですが、馬って本当に綺麗な動物ですね。
立っているだけで優美です。

広大な敷地の一角にはアフリカ村がありました。

家具は南アフリカからの輸入だそうです。

コテージのインテリアはそれぞれ違っていて、凝ったつくりになっていました。

ドアはこんなです。ウチにひとつ欲しいなぁ~。
コテージによって、ライオンやキリンなど、違う動物が浮き彫りになっていました。

敷地内にはキリンやガゼルのような動物が放し飼いになっている一角もありました。
ゆくゆくはアフリカ村はホテルにしたいそうなのですが、2003年から建て初めて、まだ完成していません。
お金に糸目をつけずに、ゆったりと建てているようです。
サウジのお金持ちって、スケールが桁違いですねぇ。

ジェッダにて

西海岸にあるサウジアラビア第二の都市、ジェッダに行ってきました。

ダンナの出張にくっついていったので、1泊だけです。
サウジ国王の提唱で建てられた”KAUST(King Abdullah University of Science and Technology )”と呼ばれる新しい大学を見学するというので、一緒に行くことにしたのです。が、直前でその予定が取りやめになってしまいました。
この大学は最先端の科学技術を研究開発するべく、世界中から一流の学者を招聘し、戒律の厳しいサウジアラビアで、唯一の男女共学、政府や宗教警察の干渉を排除した画期的な試みなのです。

その代わりに言語障害と聴覚障害者、主に子供の為の病院と、知的障害のある子供の施設を見学させてもらいました。
どちらもサウジ女性がゼロから作り上げて、その経営に当っています。
病院の医師はアメリカとカナダで免許を取得した人達ばかり、最先端技術を使い、教材は外国語のものをアラビア語になおすなど、アラブ諸国の中でのパイオニア的存在です。
施設のほうも行き届いた設備と教育方法、先生達も有資格者ばかりです。しかもこちらは非営利です。
元からお金持ちで資金が潤沢にあったことは、成功の大きな理由のひとつだったとは思いますが、
女性に対する差別や制約の多いこの国で、他の国にも負けないほどの施設を作り上げ、維持しているふたりの情熱と努力に圧倒されてしまいました。

見学後は少し時間があったので、古い建物が残っている地域に行ってみました。

立派な文化遺産だと思うのですが、ほとんど修復している様子はありません。
この建物だけがかろうじて1階だけは博物館もどきになっていて、展示がしてありました。

周辺はスーク(市場)です。

道路まで屋台が広がっています。本当は不法なんだそうですが、当局が見逃しているのだそうです。

新しいビルもたくさんあるのですが、写真を撮ったのはここだけだったもので、、、
次の訪問の際にはジェッダの他の顔も撮って来たいと思っています。

ホースショー

1泊2日でジェッダに行ってきました。
その話は明日に譲るとして、今日はその前日に行ったアラビア馬のショーのこと。
サウジ人の友達がテーブルを予約したから招待するよ~と言ってくれたので、馬のショー?競馬じゃなくて?と頭に?を出しながら行ってみました。
行き先は数多いプリンスのひとりの農園でした。そこでは800頭もの馬が飼われているそうです。

馬の美しさの優劣を競うショーでした。
ドッグショーは知っていましたが、馬でもあるんですね。
審判や司会は全部イギリス人。
観客席はサウジにしては珍しい男女同席で、外国人はアバヤも必要ありません。
そのせいで、サウジ人に人気のイベントなんだそうです。

席にはお菓子やサンドイッチが置かれ、アラビアコーヒーやお茶を次々と持って来てくれます。
給仕の服装がエキゾチック~。

馬の見た目の美しさを判定するには耳、頭、胴体、尻尾、歩き方というポイントがあるんでそうです。
背中はまっすぐ、尻尾は上がっているのが良い等々。

歩いている姿は本当に優美です。
良い馬になると、空中を飛んでいるように見えるのだそうです。

アラブ諸国のうちサウジアラビアだけはなぜか馬に乗らないのだそうです。
ベドウィンが乗るのはらくだだけなんですね。
アラビアのロレンスの映画で馬に乗っている部族がありましたが、あれはサウジ人ではないのでしょうね。

こちらは会場に飾ってあった鞍。きらびやかです~。