マダイン・サレ

サウジで唯一の世界文化遺産、マダイン・サレ(Mada’in Saleh)の遺跡に行ってきました。
リヤドからメディナまで飛行機で1時間ちょっと、そしてバスで5時間、アル・ウラ(Al-Ula)という町に着きました。
遺跡はこの町のすぐ近くにあります。
今、飛行場を建設中なので、それが出来ればもっと簡単に行けるようになるはずです。

マダイン・サレには古代ナバテア人の墳墓が残されています。
「インディ・ジョーンズIII」の舞台になったヨルダンのペトラ遺跡、ここに住んでいたのがナバテア人という人達でした。
ナバテア人がはじめて歴史に登場するのは紀元前4世紀の初め頃だそうです。
元々は遊牧民だったのが、ペトラに定住し、高度な灌漑技術を持ち、通商で栄え、商業貴族を中心としたかなり民主的な社会を営んでいました。
マダイン・サレはペトラの後に作られた町で、やはり交易の要地として栄えたようです。
その後、海上貿易が盛んになるにつれて次第に衰退し、紀元100年頃にローマに征服されます。

そのナバテア人が残したのは、こんな墳墓です。
岩を削って作られています。
この辺りの岩は砂岩で、比較的柔らかいのです。

こちらは「ライオンの墓」と呼ばれている墳墓。
素朴なライオンの姿が、なんともユーモラスで可愛いのです。

後ほど詳しい旅レポをアップしたいと思っています。
とりあえず、帰ってきました~のお知らせまで。