事件です

先週病院に来たばかりなのに、姫ちゃん、再び病院です。

どうしたのかって?

よくぞ聞いてくださいました。
両前足の狼爪をはがしてしまったのです。
正確に言えば、片足のは完全にはがれ、もう片足のはぶらぶら状態です。

傷口はかなり痛むそうで、痛み止め兼化膿止めの飲み薬をもらい、包帯ぐるぐる巻き状態です。

どうしてこういうことになったかというと、原因はこのフックの上の3mぐらいあるパイプです。


事件の後に物置に収納したのですが、事件前には裏庭の茂みの中に潜んでいました。

外が大好き姫、楽しみのひとつは庭に来るリスなどを追い掛け回すことなのですが、たぶん、追いかけられたリスがこのパイプの中に逃げ込んだのだと思います。
そこで、姫も続いてパイプの中に、、、顔だけ突っ込んだところで先にも後にもいけなくなってしまいました。

私はその時、食事の準備をしていて、外の事件に全く気がつきませんでした。
もう少しでポーク・スブラキの出来上がり~の時に、私の周りをうろうろしておこぼれを狙っていた大輔が、ものすごい勢いで裏庭に出るドアの所に行きました。
常にないほど吼えている大輔と一緒に裏庭を見てみると、3mパイプが飛び跳ねているではありませんか~!

急いで裏庭に飛び出して、暴れ狂う姫の頭からパイプを取ろうとしたのですが、取れません。
大輔もパイプに噛み付いて応援してくれたのですが、無理。
姫は苦しそうにグーグー言っています。
そのうちにもがいていたのが、静かになってしまいました。

パニック状態でお向かいに応援を求めに走りました。
幸いなことにお向かいのダンナが在宅。急いで一緒に来てくれました。
姫を一目見て、ナイフを取りに走り、パイプを短く切ってくれました。
再びもがき始めた姫の体を私が抑え、お向かいさんがパイプを引っ張る、、、何回かの後にパイプがはずれました。
姫の舌が紫色!
しばらくの間ゼーゼーしていましたが、だんだんと舌もピンクに戻ってきました。
私とお向かいさんは、姫の血とウンまみれで、言葉もありません。
姫はよっぱど怖かったのでしょう。パイプを取ろうと頑張って狼爪をはがし、ウンもちびっていたのです。

まあね。姫が無事だったので、ウンまみれでも何まみれでも良いのですけどね、、、

こちらは私のヒーロー、大輔くん。
事件を通報し、救助に協力し、解決後は裏庭をぐるっと回って、異常がないか点検までしてくれました。
姫がパイプにはまってから、私が見つけるまでどれぐらいの時間が経っていたのかわかりませんが、大輔が見つけてくれて本当によかったです。

姫ちゃん、大ちゃんとお向かいさんには足を向けて寝れないよ!

6年振りのカナダの病院

大輔も姫も情けなさそうに尻尾を下げて、どうしたんでしょう?


病院に来ているのでした。
どうして一歩入った途端に病院だってわかるの?と思いますが、わんこの知性を甘くみてはいけないのです。
ふたりとも一歩入って、回れ右をして帰ろうとしたのですが、そうはいかず、無理矢理診察室に連れ込まれてしまいました。

大輔が帰ろうよ~と訴えていますが、そうはいきません。
6年ぶりにカナダのお医者さんに診てもらうのです。
予防接種のほかに血液検査もしてもらって、6年間の海外生活で身体に無理がきていないか、しっかりと確認してもらわねば。

こちらは血液検査後の姫です。
採血は保護者付き添いではなく、別室で密かに(?)行われます。


よっぽど嫌だったらしく、戻ってきてからハアハアいいながら待合室をうろうろ。
結局私の座っている椅子の下に落ち着きました。
そして、前足を私の足にくっつけてます。
手をつないでいるのではなく、足つなぎ。嬉しいのは私です♪


体重は大輔が13.9kg、姫が13.4kg。
血液検査の結果、フィラリアは陰性で、健康状態も良好だそうです。
しかも、あろうことか、大輔の心臓の薬も必要ないと言われました。
確かに心音に雑音は混じっているけれど、程度が1から10までだとしたら、2ぐらいなのだそうです。
何の症状も出ていないので、薬は飲まなくていいのだそうです。
パリの医者に薬を飲めといわれ、リヤドの医者には雑音はそれほどひどくないけど、パリの医者が薬を飲めと言ったなら飲んだらいいんじゃないでしょうかと言われ、ここへ来て飲まなくていいって、なんだそれは~という気がします。
今まで3年間飲み続けてきたのは何だったのか。
とりあえず、急に薬をやめるとよくないので、半錠づつ2週間飲んで、止めることにしました。

カナダでは狂犬病の注射も2年に1回で良いのだそうです。
お医者さん曰く、「へ~、フランスでも毎年注射をしていたんだね。こっちのほうが狂犬病が多いのにね(野生動物が多い為です。わんこの発症率が多いということではありません。念のため。)。政府のやることはわかんないね。」だそうです。
カナダって何事にものんびりした国なのかも。

待ち時間を入れて1時間の診察とフィラリアの薬を含めて9万円の出費後、大輔も姫も健康のお墨付きをいただいて、帰途に着いたのでした。

家売ってます

家を売りに出しています。

日本で家を売ったことがないので、どういう仕組みになっているのか知りませんが、カナダで家を売るのはこれで3回目です。
最近はネットなどに載せたりして、自力で売る人も増えていますが、一般的には不動産のエージェントに依頼します。
エージェントはまずその家の写真を20枚ほど撮り、家の詳細を書いたパンフレットを用意します。それからMLSと呼ばれる売り家のリストにその家を載せ、家の前に「売り家」の看板を出し、ネットに載せるのはもちろんのこと、必要であれば新聞広告をだしたりもします。
それから、「オープンハウス」と言って、たいていは週末に2時間ほど、誰でもその家を自由に見に来れるという催しをしたりもします。
この「オープンハウス」は実際に買いたい人が来れば良いのですが、趣味で他の家を見にいっちゃぉ~などという暇な人達も来るので、良し悪しです。なので、それほど頻繁に開くものではありません。
で、それ以外の場合は、家を見たい人はエージェントのオフィスに電話してリクエストします。
エージェントのオフィスは売り手に電話し、「何日の何時から何時まで見に来たいという人がいるのですが、いいですか?」「大丈夫です~」というようなやり取りで予約が確定します。

、、、で、何日の何時になると、私は大輔&姫をつれて家を出て行かなければならないのです。
幸いなことにひとりと2頭の行き先はここです。
お向かいさんの家の網戸付テラス。お向かいさん、ありがとう~。


 ここで本を読んだりして時間をつぶします。
向かいなので、居ながらにして家の監視もできますし(笑)

大輔&姫は?
どこにいるのかわかりますか?
この日は暑かったので陰に隠れてお昼寝です。

大輔は椅子の下。

姫は横の棚の下です。
ふたりともちゃんと涼しい場所を知っています。

一定の時間の間、家を出て行かないといけないばかりではなくて、家の中も常に綺麗にしておかなければいけません。
家の中だけではなく、プールも、庭も。
はぁ。家を売るって大変です。

裏庭にて

姫が芝生に寝そべっている姿はリヤドでもよく見かけました。
こちらでも相変わらず外にいるのが大好きです。

ところが、びっくりしたことに今日は大輔も仲間入りです。


目が細くなってぶちゃいく顔なのは、太陽がまぶしいからです。
大輔が自分から何の理由も無く芝生に寝転びにいくなんて、今までで数えるぐらいしかないと思います。
貴重な光景に親ばかママは感動して、カメラを持つ手も震えてしまいました(笑)
せっかくなのでもう一枚。

こちらは暑くなって陰に移動した後なので、ちゃんと目が開いています。
子犬のような風情で可愛い~って思うのは親ばかママだけでしょうか?

こちらは藪の中に頭を突っ込んでいる姫です。
リスか、それより小さなチップモンク(日本語ではシマリスだそうです)、もしくは大物のグランドホッグ(日本語では地リスだそうです)を狙っているのです。

幸いなことに何も獲物はありませんでした。

窓の外の緑

引越し業者が倒産して、預けてあった家財道具一式を保管してある倉庫に入れません。
倉庫料を支払ってもらえない倉庫の持ち主が鍵を取り替えてしまった為です。
倒産してから1ヶ月になるのに、まだ何ともなっていません。
自宅でキャンプ生活です。
幸いにも冷蔵庫やオーブン、洗濯機や乾燥機など生活に必要なものは家にあります。
食器類やタオルは近所の友達が貸してくれました。
家具も貸してもらいました。
簡易テーブルに木の椅子が4つ、フォームのベッドに、クッションのある椅子と足置き。
最小限のものだけで生活できるものですね~。

でも大輔と姫の物は別。
ちゃんとクッションを買いました。

背景の緑に注目~!
砂漠の国では考えられない風景です。

車の運転も6年ぶりですが大丈夫でした。
それよりも、こちらではじめてハンドルを握った時の開放感は驚きでした。
自分の好きな時に、好きなところに行ける自由。
当たり前のことの大切さを再認識しました。

タンクトップにショートパンツで買い物に行こうとして、え?良いのかしら?と一瞬躊躇したのもびっくりでした。
2年の生活でこうですから、砂漠の国で生まれ育った人々の意識が違うのもうなずけますね。

フランクフルトにて

やっと少し暇ができたので、今回の旅の中継地だったフランクフルトでの様子をアップします。

リヤドからフランクフルトまでは5、6時間。
大輔&姫の運賃は二人合わせて10万円ぐらい(><)
食事や飲み物のサービスもないのに、ちょと高すぎやしないですか~。

ともあれ、無事にフランクフルトに着きました。
フランクフルトの空港ってわんこOKなのです。
なんて良い空港なんでしょ~。
朝の7時ごろに着いたので、まだホテルにチェックインできませんでした。
時間つぶしに空港内を探索しました。

この階段、動いてますよ~。何でしょね~。
姫はエスカレーターに興味津々です。

どうやらお気に召したようで、平気でエスカレーターを上がったり下ったりしていました。
慎重派の大輔はママと一緒に階段で。

12時過ぎにやっとチェックインできました。
ホテルは空港に直結しているシェラトンです。
わんこ宿泊OKですが、特別清掃料金がかかります。
それならば、、、とみんなでベッドでお昼寝。

わんこに優しいホテルなので、わんこ連れでフランクフルトにお立ち寄りの際はぜひご利用ください♪

大輔は落ち着いていたのですが、姫はエアポートではクレートの中に敷いてあるクッションをホリホリし、クレートをガシガシと引っかき、しかも飛行機に乗っている間に胃液を吐いてしまっていました。
フランクフルトからモントリオールまででも同じ行動パターンでした。
やっとオタワで落ち着いたと思ったら、夏の終わりには次の旅がひかえています。
今回の経験からあまり間がないので、少しは飛行機の旅に慣れてくれているかも?

ダンナと私は、フランクフルトで砂漠の国では食べられない豚肉料理と美味しいビールを満喫したのでした。

カナダに帰ってきました

やっとネットに繋がりました。
電話会社の人が来るといった日に来なかったりして、時間がかかりました。
でも一旦繋がると快適~!
サウジのように「閲覧禁止」サイトもないですし。

おかげさまで大輔も姫も元気です。
カナダの家を覚えていたのかは定かではないのですが、お散歩コースは覚えていたようです。
姫は1週間ぐらい少々下痢気味だったりして、不安定だったのですが、今ではすっかり元気になりました。

夏の終わりにはまた新しい赴任地に引っ越すので、カナダの家を売ることにしました。
その準備で、庭仕事、ペンキ塗り、窓拭き等等、仕事が山積みです。
カナダへの旅の様子やこちらでの生活をレポしたいのですが、時間がありません。
コメントへのお返事ももう少しお待ちください。

明日と明後日は新しい赴任前の講習があります。
その次の日から3日間は家の木の床にやすりをかけて、ワックスを塗ってもらうので、お向かいの家に大輔&姫共々泊まらせてもらいます。

とりあえず、元気です~のご連絡まで。