タイフの旅、つづき

タイフのバラの旅の続きです。
タイフは酷暑のサウジアラビアにあって、高地にあるせいで、比較的気候が温暖なので有名です。
バラの工場に行く前に、普通のバラを育てているところも見せてもらいました。

ここ、温室ならぬ、冷室?
温度はそれほど低くないので、涼室といったところかもしれません。


上の写真の茶色の部分に水を流し、後ろから風を当てて、冷気を送ります。
冷房とともに加湿にもなって、一石二鳥です。

ここで育ったバラはサウジ国内はもちろんのこと、外国にも輸出されているのだそうです。
バラの他に野菜も見せてもらいました。

美味しそうなピーマン♪
その他にも、キュウリ、トマト、チリペッパーなどなど、色々な種類の野菜がどっさり育っていました。


レタスは外で。
収穫後はご覧の通り、羊達が処理していました。エコですね~。

この時点で朝の8時頃だったのですが、お土産に~とたくさんの花束をいただきました。
まだこれから夜の11時までタイフで遊ぶつもりなのに。
お花、大丈夫かな~と思いながらも断れず、車に積み込んで暑い中を一日中放っておいたのですが、、、

車の後は飛行機に乗せられ1時間程の旅の末、やっと我が家に着きました。
多少萎れていたのですが、すぐに水に漬けておいたら、翌朝はこの通り。

これも。

さすが採れたてで新鮮!
5人で行って、それぞれ抱えきれないほどの花束をいただきました。
タイフのバラ園の皆様、ありがとう~!

貴重なバラのエッセンシャルオイルですが、こんな宝石箱のようなのに入っています。
貴重品ですからね。
こちらでは約11オンスが1トーラという単位で呼ばれるのですが、これは4分の1トーラ瓶です。

オイルの横は、バラの花びらを貰ってきたものをポプリにしたもの。
湿度がないのであっという間に乾燥しました。
ポプリの入れ物は、サウジの身体の不自由な女性に手に職をつけてもらおうという趣旨の会で買ったもの。
素朴な感じが気に入ってます。

タイフのバラ

日本は今年は例年よりも寒いようですが、そろそろ桜は満開でしょうか?
こちらでもピンク色を求めて旅してきました。

有名なタイフのバラです。
タイフはサウジアラビアの西部に位置し、イスラム教の聖地であるメッカやメディナに近い町です。
独特の芳香を持つバラで有名で、そのバラからローズウォーターやエッセンシャルオイルが作られます。

毎年4月のバラの季節にローズ・フェスティバルが開催されます。
朝4時起きの、夜中の1時過ぎ帰宅という強行軍で行ってきました。

フェスティバルは午後の4時からなので、まずは工場見学です。
タイフのバラは種類としてはダマスクローズと呼ばれるバラです。こちらではタイフィと呼ばれています。
有名なブルガリアのバラやシリアのバラと同じ種類ですが、タイフの人々に言わせると、タイフのバラの香りは特別で、他の場所にタイフのバラを移植しても同じ香りにならないのだそうです。

朝、花が開いて貴重なオイルが蒸発しないうちに、バラはひとつひとつ手摘みされます。

そのバラの花びら、約1万枚を銅製の釜に入れます。

銅製だと匂いが移らないのだそうです。

そしてその上から水を入れます。昨日採ったバラ水に普通の水を足して使っているようでした。
蓋をしてじっくりと蒸留します。

バラの水蒸気は冷やされて、ローズウォーターとなって反対側から出てきます。

あたりにバラの香りが充満しています。
ローズウォーターと一緒にオイルも採れるのですが、採れる量はほんのわずかです。
なので、ローズウォーターは1瓶500円ぐらいなのですが、オイルの方はほんの11オンス(約325ml)で5、6万円ぐらいするのだそうです。
このオイル作りが機械化されて、大量生産されるようになればまた話は別なのでしょうけれども、そうなると風情がなくなるというものでしょうか?

最後にバラ花びらまみれにならせてもらいました。
う~ん、幸せぇ~♪

きらきらさんとプリンセス・スーク

キキちゃん、とっても可愛い3歳児で、持ち物も着る物もピンクが大好き。
キキちゃんのカーニバル用のドレスを買いにきらきらさんとプリンセス・スーク(古着市場)へ。 
埃っぽくて、ゴミゴミしているので、残念ながらキキちゃん本人はお留守番でした。

大人用のドレスは趣味を疑うようなのが多いのですが、子供用は可愛いのがたくさん!
しかも、値段が1着300円!これは買うしかないでしょ~。

あれやこれやと物色しながら、結局キキちゃん用に4着ほどお買い上げ。
私もついでに1着買ったのですが、きらきらさんはキキちゃん用を探すのに夢中で、自分用のドレスを探す時間がありませんでした。
昼の12時頃、お祈りの時間でお店が閉まってしまうので、買い物は時間との戦い(!)なのです。

帰って来ると、キキちゃん、さっそくピンクのドレスを見つけてしまいました。
洗ってからでないと着れないよ~と言っているのに、すぐに着たくてウズウズ。
洗ってもらっている間も、待ちきれずに傍でしばらく見ていました。
女の子だものね~。きれいなドレスは嬉しいよね~。

お気に入りのピンクのドレスはこんなのです。お顔が見えないので載せちゃいます。可愛いでしょ?
裾はトレーンを引いているんですよ。いっちょ前~。
横の階段に試着を待っているドレスがあるのですが、これが気に入って、なかなか脱いでくれませんでした。

そばで大輔が見守っています。
かわいいでしょ~のVサインも出ちゃってます♪


大輔とキキちゃんはこんな風に良い感じだったのですが、姫が問題でした(><)

きらきらさんには大輔も姫も歓迎モードだったのですが、姫はキキちゃんが動くたびにワンワン吠え、「怖いよぉ~」とキキちゃんが逃げると吠えながら追いかける始末。
たきびちゃんと一緒に生活しているので、柴には慣れているキキちゃんですが、これではたまりません。
でも、一緒にお散歩に行って、姫のリードをキキちゃんが持って歩くと、ちゃ~んとキキちゃんのペースに合わせて歩いてくれました。姫ちゃん、一体何を考えているのかわかりません。
今度会う時は仲良くなれると良いのですが、、、

バーレーン

新年早々、カナダからの来客とあっちこっち忙しく観光して回っていました。
リヤドにはスーク(市場)と呼ばれる場所がたくさんあるのですが、いちばん観光客向けのスークへなんと3回もお付き合いしてしまいました。
しかも、一緒に行く度につい色々と買ってしまいます。楽しかったぁ~♪

バーレーンにも一緒に行きました。
これは古い砦の跡です。5000年ぐらいも前から色々な人々が住み続けていた場所なのだとか。
向こうに見える近代的な建物との対比が面白いですね。

こちらはその昔の真珠商人の家です。
バーレーンではその昔、真珠が主要産物でした。その取引で財を成した人の家が保存されています。
「日本」が真珠の養殖をするようになって、バーレーンの真珠産業は廃れてしまったんだそうです。
ちゃんとその旨が博物館の説明に書かれてました。なんだか申し訳ないような気持ちにさせられました。

ともあれ、こちらがシーク・イサ・ビン・アリという人の豪邸です。

壁や扉の装飾も凝っていました。

ここは友達夫婦と3人で見学しました。
その間、ダンナは何をしていたかと言うと、F1のサーキットに車を持ち込んで走り回っていました。
月に1度だけ、サーキットの一部を一般に開放しているのです。
自分の車で思い存分走れるというので、人気だそうです。
いちばん長い直線コースは入っていないので、思ったよりもスピードは出せなかったようですが、ず~っとサーキットで走ってみたかったダンナはしごく満足したようです。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

前回砂嵐にあったのに、懲りずに年末に砂漠で1泊キャンプをしてきました。
砂丘の美しい曲線と満点の星空にうっとりでした。
大輔&姫はお留守番だったので、せめてもと年賀状にしてみました。

今度はオマーンに

ヨルダンから帰ってきて、中2日おいて、今度はオマーンの首都、マスカットに行ってきました。
ダンナの仕事がらみだったので、2泊3日と短期間の旅です。
しかも、ふたりとも体調がまだイマイチだったので、暇な時間はプールサイドでゴロゴロ。
マスカットは海辺の町で、のんびりとした雰囲気が好きです。
食事もヨルダンやリヤドよりも美味しいし、ホテルでだったらお酒も飲めます。イェ~イ!

全く観光はしなかったのですが、写真の1枚も撮らないなんて、ブロガーとして許されないでしょ~と、ホテルのロビーを撮ってみました。
中東風の内装が面白いですよね。
左に写っている騎馬像は少しづつ回転していました。

ここのホテルにはインドネシア料理のレストランがあって、久し振りにアジアの味~を楽しみました。
ミーゴレンが美味しかったです、、、って中東旅行記に全然なってないですね(汗)

ヨルダンに行ってました

風邪引きのダンナの看病をしていたら、案の定、うつりました。
熱が出て、37.5度から38.5度の間を行ったり来たり。
9月に予約したヨルダン旅行、、、当日になっても熱が引きません。
現地の旅行社に、ホテルと車とガイドの予約をまとめてしてもらっていたのです。
全部キャンセルするのも悔しいし、家で寝てるのも、ホテルで寝ているのも一緒か?と機上の人になりました。

ホテルに着いて、ベッドに直行。
熱があるので、寝汗がひどいだろうと、ホテルのバスロブに包まってひたすら寝ていました。
これが、悪夢の原因になろうとは、、、

一夜明けて、何だかあっちっこっちが痒い~。

、、、なんと全身に蕁麻疹が広がっていました(涙、涙、涙)
現地の病院の救急窓口に行って、注射をしてもらい、薬ももらいました。
飲んでいた風邪薬のせいかと思ったのですが、普通の熱さましと、前から飲んでいる風邪薬なので、それが原因とは考えにくい。たぶん、バスロブのせいだろうというのがお医者さんの見解でした。
恐るべし、ホテルのバスロブ。
普通に短時間使っている分には大丈夫なのでしょうけれども、くれぐれも包まって寝るのはやめましょう~。

この時点で熱は下がっていたのですが、引き続き体調不良と蕁麻疹に悩まされながらも旅を続けたのでした。

旅のハイライトは1989年の映画、「インディー・ジョーンズ」の舞台となったペトラの遺跡、

そして、ここ死海でした。
旅の終わりにやっと元気になって、死海で浮いてきました。

コメントのお返事が滞っておりますが、ご容赦くださいませ~。

バーレーンと競馬

ここ数日の間ネットの調子が悪く、ブログが更新できませんでした。
その間にバーレーンに行っていました。

ダンナの出張について行ったのですが、仕事関係の食事やら何やらで忙しく、撮った写真がこれだけでした。ホテルから見た風景です。
このホテルに泊まったのは2度目。名の知れたホテルなのですが、泊まる度に妙な事が起きます。

1度目は外出から帰って来たら、ボーイが私達の荷物をどこかへ移そうとしているのに遭遇。許可なく何をしているのかと抗議したら、そのまま取りやめて去っていきました。後でマネージャーに抗議しましたが、お詫びの手紙が来ただけで、何故なのかの説明は一切無しでした。

今回は、私とダンナが別々に外出して、別々に帰って来た時のこと、テーブルの上に食べかけのナッツの袋が置いてあったので、私もダンナもお互いが部屋にあったスナック類の中から取って開けて食べたのだと思っていました。ところが、後でそのことが話に出ると、私もダンナもそんな覚えが無いことが判明しました。一体誰の仕業?

次回は他のホテルに泊まりますっ!

バーレーンから帰って来た後、何日かして、競馬を見に行きました。
アラビア馬は美しい~。
歩く姿だけでホレボレします。

こちらでは賭けはご法度なので、競馬の楽しみが多少減る気がしますが、ダンナとふたりで、どれが勝つか予想して楽しみました。
かなりの確率で私の予想が当りました。
これが普通の競馬なら、今頃は大枚のお札を手にしていたかも、、、いえいえ、そうなると予想は当たらないものなのかもしれません。

上の馬は勝った馬のうちの一頭です。
純粋に馬が走っている姿を干渉する為に競馬を見るのはサウジに限りますね(笑)

ただいま~

ケニアでのサファリ旅行から帰って来ました。
ヌーの大移動の時期に合わせた旅行でした。
ヌーの大群がタンザニアのセレンゲティ国立公園からケニアのマサイマラ国立保護区まで移動します。
その時期は大体7月頃が多いそうなのですが、今年は6月に始まりました。

マサイマラはヌーで溢れかえっていました。

後ほど旅レポを作りたいと思っています。
思った以上に素晴らしい旅でした。
とりあえず、帰って来ましたのご報告まで。

砂漠で夕日、、、はどこ?

砂漠に夕日を見に行ってきました。

、、、何処に夕日があるのかって?

、、、ちょっと前まで見えていたんですけれど、、、(汗)

風が強いので砂が舞って、景色が霞んでしまいました。
設置した椅子もバタバタと倒れています。

でも、そんなことに驚いていては砂漠で楽しむことはできません。
時刻6時半で気温40℃。そんな中でもキャンプファイヤーでしょ~。
手前に見えるのは砂漠の国名物(?)絨毯とクッションです。
日本では外でピクニックする場合、ビニールを敷いたりしますよね?
こちらは絨毯です。おまけにクッションもつきます。優雅でしょ~。
この国を離れる前に外用の絨毯を何枚か買うぞ~って思っています。

日も暮れて宴も盛り上がっている中、この人、傘を燃やしています。

さて、ここで問題です(笑)
何故この人は傘を燃やしているのでしょう?
せっかく傘を持っているのに砂漠の国では役に立たないので、腹を立てたから、、、ではありません。

正解はこれです。

“マシュマロを炙るのに使う串の代わりにしたかったから”でした。
北米ではキャンプファイアーをすると、その火でマシュマロを炙って食べるのが楽しみです。
普通はその辺に落ちている木の枝を使うのですが、砂漠ではそれは無理です。
でも、誰も前もって串を用意しておくということを考え付きませんでした。
習慣というのは恐ろしいかも。

よって、誰かが何故か車の中に入れていた傘が犠牲になったのでした。

ほどよく柔らかくローストしたマシュマロをチョコレートと共にグラハムクラッカーに挟み込んだのがスモアーと呼ばれているっていうのは初めて聞きました。
アメリカではとっても有名なんだそうです。
美味しかったです~♪