またもやらくだです

再びらくだです。

砂漠の国では、ちょっとどこかへ出かけていくとらくだがいるのです。
今回は知り合いの「農園」にお邪魔した時に、近くのらくだを見に連れて行ってもらったのでした。
知り合いの「農園」は日本で言えば別荘、カナダで言えばコテージでした。
広い庭ではオレンジの花の香りがあたり一面に漂っていて、趣味の畑にはレタス、ルッコラ、チリなどたくさんの野菜が育っていました。

らくだに戻りますが(笑)、横顔アップでいかがでしょう?
まつげが長い~!

子らくだ達も。色々な色の子達がいました。

らくだは普段は干草を食べていますが、パンが大好物なんだそうです。

ごちそうさま~。

油田見学

サウジアラビアと言えば石油、石油と言えばサウジアラビア、ということで、油田の見学に行ってきました。
サウジの国営で世界最大の石油会社アラムコの新しい油田、Khuraisです。
リヤドから飛行機で30分ぐらいのところにあります。
2007年7月に着工して、2009年の6月には稼動し始めたそうです。

残念ながらこの日は風が強くて、外にいると口や目に砂が入って大変でした。
道路の上で砂が舞っているのがわかるでしょうか?

ここは原油を汲み上げているのですが、実際のコントロールセンターなどの施設はセキュリティーの為、写真撮影は禁止でした。
原油汲み上げは、地下の石油が溜まっている部分に海水を注入して、その圧力で石油が地上に噴出してくるという仕組みになっているのだそうです。4箇所、別々のパイプラインが通っていて、それぞれの状況をセンターで逐次モニターしています。

アラムコは世界中から優秀な人材を集め、その広大なコンパウンドでは女性の運転禁止などの規則も全くなく、映画館もあり、日本や西洋諸国と同じような生活が送れます。
石油産業は国の一大産業ですから、人材確保の為にはそういう地域を作ることも辞さない態度に、サウジ政府の真剣さが伺われます。この会社は経営、技術開発、システムなどどの分野でも超一流で、この前見学に行った科学技術専門の大学、KAUSTのプロジェクトもここが請け負いました。

見学の後はアトラクションもありました。
乗ってみますか?と聞かれましたが、遠慮しました。

鷹匠も。

外は風が相変わらずきついので、テントの中にはいると、そこには美味しそうな匂いが漂っていました。

こちらはランチのテーブル。最初の突き出しのようなものです。
ホモス、タブリ、ファトゥーシュなど、中東の定番メニューがずらり。

最新設備の油田と伝統的なアトラクションにランチの対称が妙な、至れり尽くせりツアーでした。

再びらくだです

再び砂漠に出没していました。
ここは砂丘ではなく、やや固めの砂地で、アカシアの木がところどころに生えています。
実は目的地があったのですが、地図がないので迷ってしまいました。

行く手にらくだがいます。

え~っと、こんなところで、何しているの?

何って、日光浴に決まっているじゃないの。
アタシの程よく日焼けしたこの横顔、キレイでしょ~。

ま~、カシャカシャとカメラの音がうるさいわ。ゆっくりお昼寝もできやしない。
あっちに行っちゃいましょ。

あらま、こんなところに美味しそうな草が、、、もぐもぐ、、、

と、らくだは去って行ってしまったのでした。
後姿も決まっている~?

子供のらくだもいました。

むくむくの羊達も。左端の子なんて、パンダみたいじゃないですか?

少しばかり、木や草の生えている場所って貴重な放牧の場なんですね。
私達は結局目的地を見つけられないまま、むなしく砂煙とともに引き返したのでした。
次回は道を知っている人と一緒に行こう~っと。

プリンセス・スークへ

アル・ハラジ・スークに行ってきました。ここは別名プリンセス・スークと呼ばれています。
何故かと言うと、古着屋が多く、豪華なパーティドレスがたくさん売られているからです。
お金持ちの女性達が他の人にあげたり、寄付したりしたドレスが、回りまわってここで売られているようです。
スーク通の友人に連れて行ってもらいました。

刺繍やビーズで飾られたきらびやかなドレスがずらりと並んでいます。が、アラブの人は美的感覚がちょっと違うのかも~と思うようなものもたくさんあります。しかも、野ざらしのため、全てがかなり砂にまみれて埃・砂っぽいです。

でも、色々なドレスを見て回るのは楽しい~♪
しかも値段が激安なのです。1着の値段はいくらだと思いますか?
答えは記事の最後に載せます~。
こんな金とピンク色のドレスはどうでしょう?

売られているのは服だけではありません。
これ、ゴミの山ではありません。全部立派な(?)商品です。

シャンデリアも買えます。

アラビア風の応接セットはいかがでしょう?

朝の9時ごろから12時頃に祈祷の時間で店が閉まるまで楽しみました。
では、収獲品のおひろめ~。

赤い生地の上に黒のレース地が重ねてあるドレス。マダムバタフライ~って感じじゃないですか?(笑)

こちらは黒の生地に黒のレースの重ねで、後ろに茶色と黒のヒラヒラが付いてます。

刺繍が凝っているハデハデドレス。

このドレスがいちばん普通でしょうか?

この2着は伝統的な普段着です。やぱり刺繍が綺麗だったので購入。

3月に友達宅でプリンセス・ボールと称するパーティがあります。参加条件は男性はタキシードがダークスーツ。女性はプリンセス・スークで買ったドレスを着てくること。いちばん奇抜なドレスを着てきた人には賞品が出ます。
どのドレスを着ていきましょうか~。

さて、ドレスの値段ですが、1着が10リヤルです。
10リヤルというのは今日の為替レートで240円!!
いくら?と聞くと、店の人は50リヤルとか60リヤルとか言うのですが、スーク通の友人は10リヤルしかだせないと断言し、財布から10リヤルを取り出し、店の人に押し付けます。それで、商談成立。めでたく10リヤルです。

どうです?リヤドのプリンセス・スーク、行きたくなったでしょ?

生まれたばかり

砂丘ドライブの終わりに、今度はタイヤに空気を入れるために、舗装されている場所へ車を走らせていた時のことです。
らくだが目に入りました。
しかも、赤ちゃんらくだが一緒にいるようです。

お母さんらくだの足にはまだ血が付いていました。
赤ちゃんらくだは、生まれたばかりでまだ立つこともできません。

お母さんらくだのミルクを絞って、赤ちゃんにあげていました。

みんなでずら~っと並んで撮影。生まれたばかりなのに騒がしくしてごめんね。
赤ちゃんは立ち上がりたそうにもぞもぞしていたので、見守っていたのですが、まだ無理でした。
あんまりみんなで急かすのもいけないよね~と、そっとして置くことにして、その場を立ち去りました。
いい子に育ちますように。

砂丘ドライブ

砂漠に遊びに行ってきました。
今回は本格的な砂丘ドライブです。

さて、ここで問題です。

砂丘のドライブの前に、車にしなければならないことがあります。さて、何でしょうか?

ヒントはこれです。

、、、

わかりました?

、、、

そうなんです、タイヤの空気を抜いているのです。
道路を走るのにちょうど良いぐらいのタイヤで走ると砂に沈んでしまうので、空気を抜いて圧力を減らします。

タイヤも程よくへこんだところで、砂丘ツアーに出発~。

砂丘のドライブの醍醐味は、何と言っても砂の丘を上り下りすることです。

程よいスピードで上がって頂上をクリアします。スピードが足りないとクリアできないし、出すぎていると飛んでしまいます。
あと一歩、頑張れ~。

残念、もう一歩でした。あえ無く後退、、、

頂上で立ち往生する場合も。
タイヤが空回りして、砂を盛大に吹き飛ばします。
一台が立ち往生すると、他のメンバーは救出に向かう前に、それ~っとばかりにカメラのシャッターを切ります。
これはそんなみんなにサービスして、盛大にタイヤを空回りさせてくれているところです。

立ち往生するのは丘の上だけではありません。
砂丘では平らなところに止まってはいけません。どうしてかって?

こうなるからです。ずぶずぶずぶ~っと沈んでしまいます。
この車は今回のツアーリーダーで、先頭を行って走りやすくて面白いルートを探し、しかもみんなの世話も焼かねばならないので、色々なところで立ち往生していました。

立ち往生した車は、他の車にロープを繋いで、牽引して助ける場合もありますが、軽いばあいは、

押して、

押して、

そして、こんなはしごのような器具も使います。シャベルはもちろん必携です。

ご苦労様の総勢7台。
砂漠へは少なくても3台の車で行くのが望ましいようです。2台が立ち往生してもあとの1台が助けられますから。
7台中5台がプラドでした。
トヨタさん、リコール騒ぎで大変なことになっていますが、プラドはサウジで大人気ですよ~。
鳥取砂丘しかない日本で、砂漠で愛される車作りができるのですから、これを期に品質管理を見直して、立ち直ってほしいものです。

とっても楽しい1日でした。
私は運転しなかったのですが、砂漠初心者のダンナは一度も立ち往生なしでした、
運転が上手ではあるのですが、ビギナーズラックかも。

また遊びに行きたいです。

今度はサラブレッド

最近妙に馬を見る機会が多いです。
今回お邪魔したのは、某プリンス所有の厩舎と競馬場です。
前回と違って、こちらの馬は全部サラブレッド。
厩舎といっても大規模で、敷地の中に馬の為の病院まで完備しています。

競馬場の真ん中は9ホールのゴルフコースになっています。
残念ながら走っているところは見られなかったのですが、馬って本当に綺麗な動物ですね。
立っているだけで優美です。

広大な敷地の一角にはアフリカ村がありました。

家具は南アフリカからの輸入だそうです。

コテージのインテリアはそれぞれ違っていて、凝ったつくりになっていました。

ドアはこんなです。ウチにひとつ欲しいなぁ~。
コテージによって、ライオンやキリンなど、違う動物が浮き彫りになっていました。

敷地内にはキリンやガゼルのような動物が放し飼いになっている一角もありました。
ゆくゆくはアフリカ村はホテルにしたいそうなのですが、2003年から建て初めて、まだ完成していません。
お金に糸目をつけずに、ゆったりと建てているようです。
サウジのお金持ちって、スケールが桁違いですねぇ。

ジェッダにて

西海岸にあるサウジアラビア第二の都市、ジェッダに行ってきました。

ダンナの出張にくっついていったので、1泊だけです。
サウジ国王の提唱で建てられた”KAUST(King Abdullah University of Science and Technology )”と呼ばれる新しい大学を見学するというので、一緒に行くことにしたのです。が、直前でその予定が取りやめになってしまいました。
この大学は最先端の科学技術を研究開発するべく、世界中から一流の学者を招聘し、戒律の厳しいサウジアラビアで、唯一の男女共学、政府や宗教警察の干渉を排除した画期的な試みなのです。

その代わりに言語障害と聴覚障害者、主に子供の為の病院と、知的障害のある子供の施設を見学させてもらいました。
どちらもサウジ女性がゼロから作り上げて、その経営に当っています。
病院の医師はアメリカとカナダで免許を取得した人達ばかり、最先端技術を使い、教材は外国語のものをアラビア語になおすなど、アラブ諸国の中でのパイオニア的存在です。
施設のほうも行き届いた設備と教育方法、先生達も有資格者ばかりです。しかもこちらは非営利です。
元からお金持ちで資金が潤沢にあったことは、成功の大きな理由のひとつだったとは思いますが、
女性に対する差別や制約の多いこの国で、他の国にも負けないほどの施設を作り上げ、維持しているふたりの情熱と努力に圧倒されてしまいました。

見学後は少し時間があったので、古い建物が残っている地域に行ってみました。

立派な文化遺産だと思うのですが、ほとんど修復している様子はありません。
この建物だけがかろうじて1階だけは博物館もどきになっていて、展示がしてありました。

周辺はスーク(市場)です。

道路まで屋台が広がっています。本当は不法なんだそうですが、当局が見逃しているのだそうです。

新しいビルもたくさんあるのですが、写真を撮ったのはここだけだったもので、、、
次の訪問の際にはジェッダの他の顔も撮って来たいと思っています。

ホースショー

1泊2日でジェッダに行ってきました。
その話は明日に譲るとして、今日はその前日に行ったアラビア馬のショーのこと。
サウジ人の友達がテーブルを予約したから招待するよ~と言ってくれたので、馬のショー?競馬じゃなくて?と頭に?を出しながら行ってみました。
行き先は数多いプリンスのひとりの農園でした。そこでは800頭もの馬が飼われているそうです。

馬の美しさの優劣を競うショーでした。
ドッグショーは知っていましたが、馬でもあるんですね。
審判や司会は全部イギリス人。
観客席はサウジにしては珍しい男女同席で、外国人はアバヤも必要ありません。
そのせいで、サウジ人に人気のイベントなんだそうです。

席にはお菓子やサンドイッチが置かれ、アラビアコーヒーやお茶を次々と持って来てくれます。
給仕の服装がエキゾチック~。

馬の見た目の美しさを判定するには耳、頭、胴体、尻尾、歩き方というポイントがあるんでそうです。
背中はまっすぐ、尻尾は上がっているのが良い等々。

歩いている姿は本当に優美です。
良い馬になると、空中を飛んでいるように見えるのだそうです。

アラブ諸国のうちサウジアラビアだけはなぜか馬に乗らないのだそうです。
ベドウィンが乗るのはらくだだけなんですね。
アラビアのロレンスの映画で馬に乗っている部族がありましたが、あれはサウジ人ではないのでしょうね。

こちらは会場に飾ってあった鞍。きらびやかです~。

初砂漠

今年初の砂漠に行ってきました。
愛車に乗る機会があまりないので、正月休みを利用してドライブ~、

Shiba Cafe

は良かったのですが、目的地へまでは砂漠を少々走らなければいけません。
行けると思ったのですが、無理~。
多少はガタガタと走ってみたのですが、断念しました。

Shiba Cafe

目的地は遠くに見えている岩です。
次回4WDで出直し予定です。

仕方がないので、周りの景色をカメラに収めて満足することにしました。

Shiba Cafe

帰り道で、らくだを運んでいるトラックを見ました。

Shiba Cafe