刺繍が好きです

norinorenさんのところで、刺繍フェチなのを告白してきた(http://norinoren.exblog.jp/14080124/)ので、こちらのスークで買った刺繍グッズをお披露目しちゃいます。どれも多分インド製です。

刺繍のジャケット。実はずいぶん大きいので部屋着としてしか着られません。
でも、この一面の刺繍にクラクラとなり、気がついたときには買っていました。

たくさんあるスカーフの内の2枚だけ。
黒字に花の模様が縁にぎっしりが気に入っているもの。

こちらは赤地に金糸とビーズで刺繍がしてあります。

これは正方形のテーブルクロスで、ビーズがびっしり使ってあります。
どっしりと重いです。

こうして見ると日本の刺繍とはかなり違いますね。
華やかというのか、ケバケバしいというのか、、、見方によると思いますが、、、。

GCF

去年と同様、今年も友人の招待で3日間のフォーラムに出席してきました。
今年も多彩なスピーカーやパネラーの話を聴くことが出来てラッキーでした。
出席者はカナダからは去年と同様に前首相ジャン・クレチェン氏が出席しました。それと、上院議員のマリー・プーランさん、映画プロデューサーのジェイク・エバーツさんの姿も。

ジェイク・エバーツって、「ガンジー」、「キリングフィールド」、「炎のランナー」、「ダンス・ウィズ・ウルブス」、「リバー・ランズ・スルー・イット」など良い映画をたくさん作っているのです。知りませんでした。
「ハリウッドでは娯楽だけの為の映画が多く作られているが、何か意味のある映画を作り続けたい」と、アクション映画ファンにとっては耳の痛いお言葉でした。
スピーチの後に「Journey to Mecca」というIMAXの短い映画を見せてくれました。これは1325年にイブン・バトゥータがメッカに巡礼するという物語で、メッカのカーバ神殿での礼拝の様子なども撮影されています。もし日本で上映されましたら、是非見に行って下さい。

教育問題、環境問題、エネルギー問題など色々なお題でパネルディスカッションがあったのですが、何と言っても今回の目玉はこの方でした。

人物が小さくて、オマケに下を向いてますが、前米大統領クリントンさんです。中東和平に努力した人物なので、サウジでの評価はとても良いのです。今はハイチでの救助活動に力を入れているのだとか。聴衆のひとりのパレスティナ人の「これからも中東和平への努力を続けるのか?」という質問に「もちろん機会があれば努力するが、それについては、ウチの家族の他のメンバーがやっているから」と答えてみんなの笑いを誘っていました。

砂漠のキャンプで食事

18日に1日中雨が降ってから肌寒い日々が続いています、、、と言っても10℃はあるのですが、、、。
その前日、17日に砂漠のキャンプに招待されました。

夜が更けてくるとキャンプに灯がともりました。
妙に派手ですねぇ。アラビア人って実は派手好みだと思います。

砂漠の夜は冷えるので、欠かせないのがキャンプファイアー。
カメラを構えている人以外はコーヒー係さん達です。
お客が着くと、まず最初に出てくるのがアラビアコーヒー。
片手にコーヒーの入ったポット、片手にお猪口のようなカップを何個か重ねて持って、一番上のカップに注いでくれます。空になるとまた来てくれますが、その時にはカップを係りの人が重ねて持っているカップの上に返すと、またそれに注いでくれてしまいます。
もういらない場合はカップを左右に振ってから返すのが作法。
私はこの薄くローストしてカルダモンと煮出したアラビアコーヒーが大好きで、これが出てくると嬉しくなります。
という事は、パーティの最初からウキウキしているということです(笑)

砂漠のキャンプに欠かせないのがもうひとつ。
ゲストの余興に連れて来られたラクダ達。
可愛い顔してますよね。
どこかに行ってしまわないようにと足を縛られているのが可哀相、、、。

そんなこんなで夜が更けて、お待ちかねの夕食は、本格的サウジスタイルでした。

真ん中にどんどんどんと置いてあるのがカプサと呼ばれる料理です。典型的なサウジ料理で、大皿に炒めてサフランで色づけ・味付けしたライスの上にど~んとローストした肉を置いたもの。
この日は羊肉でしたが、ラクダや鶏肉もありです。

そして床に座って食べるのですが、これが食べにくい~。
日本人は畳に座る習慣があるので、これぐらいこなせるでしょ~と思ったのですが、何回やっても無理。
サウジスタイルの食事、これで3回目ぐらいです。
低い食卓があるのとないのとで、快適さに大きな違いが出るのです。
で、周りを見回すと、非サウジ人達はなんとも居心地悪そうに食事をしていますが、サウジ人達は胡坐をかくようにして、いとも快適にお食事中でした。慣れの問題でしょうか?

食事が済んだ頃ぐらいに、稲妻、雷、そして雨がポツポツ降ってきました。
砂漠で雨なんて、ちょっとオツなものかもしれません。
雨の後は砂漠に花が咲くのだとか。
来週ぐらいには見に行ってみようかな~。

クリスマスパーティ

ダンナの職場で子供達の為のクリスマスパーティがありました。
職場の庭が幼稚園に一変したようでした。
サンタは大人用の三輪車に乗って登場♪

子供達から歓声があがりました。
小さな子供達の中には怖がって泣き出す子も。
その後は、プレゼントを渡しながらサンタと子供達と親とで写真撮影会。
子供達よりもその親達の方が喜んでいたみたいです。
私も後から、大輔&姫とサンタと一緒に写真を撮ってもらえばよかった~と思ったのですが、後の祭りでした。残念!

アトラクションにはこんな大きなビニール製の滑り台まで登場しました。

子供達に混じって滑ってみましたが、なかなか体力が要りました。

砂漠のダイヤ

久し振りに砂漠に行ってきました。

今回の目的は「砂漠のダイヤ」を探すこと。
そうなんです。砂漠でダイヤが見つかるんです。
もちろん、本物のダイヤではなくて、透明の石英で、水晶などと同じクオーツと呼ばれる種類の石です。
別名、「サウジダイヤ」とも呼ばれています。
ダイヤのようにカットできて、磨くとちょっと見ただけでは本物のダイヤと見分けがつかないとか。

見つけるには朝方か夕方が良く、朝日や夕日に当って反射しているのを拾います。
ダイヤを見つけるのも楽しいですが、砂漠でお菓子を食べたり、のんびりしたり、夕日を見たりするのも楽しいのです。

そして、こちらが拾った「砂漠のダイヤ」。
これを磨くと無色透明になるそうです。赤いのは砂に鉄分が多く混じっている為。
今回拾ったのは大きいものでも小指の先ほどしかなかったので、次回はもっと大きいのを見つけたいなぁ、、、と人間の欲には限りがないのでした(笑)

日本の味?

新発売、限定販売の品を試してみるのが大好きなのですが、カナダでもフランスでもサウジアラビアでも、そんな機会は滅多にありません。
いつも新発売・限定販売大好きなnorinoren相方さんの記事を見て、うらやましぃぃ~と思っています。

新発売・限定販売にほとんど無関心なカナダ人やフランス人に比べて、サウジアラビア人はそういうのが好きな国民性なのだそうです。
そのせいかどうかは知りませんが、友達に連れて行ってもらったファミレス風の寿司屋に、こんなものがありました。

メープル味と抹茶味のキットカット~♪

日本から直接輸入しているようです。
輸入品に必ず貼られているアラビア語の商品説明のステッカーが何処にも貼られていませんでした。
これって日本では普通に売られているんでしょうか?
友達は8歳の息子がプリンが好きだからとプリン味を、私は“カナダケベック州産メープルシュガー、1.7%使用”のメープル味と抹茶味。
それにしても、1.7%のメープルシュガーって、あとの98.3%はただの砂糖ってことでしょうか?
はっきり言ってそれほどメープルシュガーの味はしませんでした。
でも、また行ったらまた買うかも(笑)

さて、このファミレス風寿司屋ですが、友達に誘われたものの、この暑いのにサウジで寿司屋?食中毒になったらどうしよう~と恐る恐るでした。
実は、同じ友達と、リヤドで寿司を食べるならここしかないという日本料理屋へ一緒に行ったのです。で、期待が大きすぎたのか、ガッカリな内容で、やっぱりリヤドで日本料理を求めるのが無理ね~と思っていました。
その友達が前回のガッカリを挽回すべく?誘ってくれたので、断りもならず行ったのでした。

結果は?うふ。普通の日本料理屋よりも面白いだけこちらに軍配です。
テイクアウトのメニューの1ページをご紹介。

創作の巻き寿司がメインでした。
「アロハロール:揚げたエビてんぷら(てんぷらは当然揚げてあるのだから、わざわざ“揚げた”をつけなくても、、、)、マンゴー、きゅうり、特製照り焼きソース、醤油、日本製のマヨネーズ」
「ニューヨーカー:ソーセージとクリームチーズ」
「Eat me(私を食べて)巻き:チキン、アスパラガス、ネギ、特製タマゴ」

等等、普通の寿司はほんの少しでした。しかもまぐろは無かった(><)
でも、この暑いリヤドでは生ものを食べるよりも、こんな創作寿司を楽しむ方がいいかも~。
味は?日本の寿司とは比べないようにしましょう~(笑)

こちらはメニューに載っていたキャラクター達。

、、、日本と中国って依然として混同されているようです。

ラマダン

おとといの夜からラマダンが始ってしまいました。
イスラム教徒は日の出から日没まで断食です。水すら飲んではいけないことになっているのですが、この暑さで脱水症状などは出ないのでしょうかねぇ。
この1ヶ月間は多くのサウジ人が昼間は寝ていて、夜になって活動する生活をするそうで、夜中頃に鱈腹食べるのだとか。かえって身体に悪そうです。

夕方日が暮れる前に散歩に出かけると、道行く車は2、3台。すれ違う人々も2、3人。
娯楽のない退屈な町が、更に退屈になってます(泣)

大輔も、ほとんどアジの、じゃなくシバのひらき状態です(笑)

砂漠で夕日、、、はどこ?

砂漠に夕日を見に行ってきました。

、、、何処に夕日があるのかって?

、、、ちょっと前まで見えていたんですけれど、、、(汗)

風が強いので砂が舞って、景色が霞んでしまいました。
設置した椅子もバタバタと倒れています。

でも、そんなことに驚いていては砂漠で楽しむことはできません。
時刻6時半で気温40℃。そんな中でもキャンプファイヤーでしょ~。
手前に見えるのは砂漠の国名物(?)絨毯とクッションです。
日本では外でピクニックする場合、ビニールを敷いたりしますよね?
こちらは絨毯です。おまけにクッションもつきます。優雅でしょ~。
この国を離れる前に外用の絨毯を何枚か買うぞ~って思っています。

日も暮れて宴も盛り上がっている中、この人、傘を燃やしています。

さて、ここで問題です(笑)
何故この人は傘を燃やしているのでしょう?
せっかく傘を持っているのに砂漠の国では役に立たないので、腹を立てたから、、、ではありません。

正解はこれです。

“マシュマロを炙るのに使う串の代わりにしたかったから”でした。
北米ではキャンプファイアーをすると、その火でマシュマロを炙って食べるのが楽しみです。
普通はその辺に落ちている木の枝を使うのですが、砂漠ではそれは無理です。
でも、誰も前もって串を用意しておくということを考え付きませんでした。
習慣というのは恐ろしいかも。

よって、誰かが何故か車の中に入れていた傘が犠牲になったのでした。

ほどよく柔らかくローストしたマシュマロをチョコレートと共にグラハムクラッカーに挟み込んだのがスモアーと呼ばれているっていうのは初めて聞きました。
アメリカではとっても有名なんだそうです。
美味しかったです~♪

雨降りで

昨日も今日も雨の中を散歩しました。
まさか砂漠の国でレインコートを着る機会があるとは思ってもいませんでした。

大輔のマズルが濡れているのがわかるでしょうか?

姫もです。濡れたマズルが可愛い~♪

大輔は家のドアを開けて外は雨が降っているのを見た途端に、くるっと回れ右をして、家に入ってしまいました。
もちろん、強制的に散歩に連れ出されたのは言うまでもありません。
一旦歩き出してしまえば大丈夫で、普通に散歩をしてくれました。

昨日は風も強く、まるで嵐のようでしたが、降っていたのは4,5時間だったと思います。

ところが、

砂漠の国は雨には弱い~。
友達が送ってくれた写真の中の一枚を拝借しました。
こんなことになっていた地域もあったそうです。

道路の排水が機能していないためではないかと思われます。
この日の夜はサウジ人の友人に夕食に招待されていたのですが、その人の甥は学校帰りに途中の周りの道路よりも低くなっているアンダーパスで立ち往生してしまったそうです。水がどんどん流れ込んでくるのに、交通が麻痺して後ろにも前にもいけず、結局車を乗り捨てて歩いて家に帰る羽目になったとか。恐怖の体験だったそうです。

停電したところもあり、大学のビルの一部が倒壊したりして、死傷者が60人も出たそうです。
雨が降っただけでビルが倒壊って、信じられませんよね。

レストランで

ダンナの出張を良いことに、友達と夕食に行きました。
「ダンナが出張中なの~」と言うと、すぐに「ご飯食べに行こうよ~」と言ってくれる友達がいるって幸せです。知らない土地を渡り歩く生活なので、そこで友人が出来るかが楽しい生活が送れるかどうかの分かれ道です。

サウジ人3人、他国籍3人の6人でレストランの女性セクションで夕食を食べつつおしゃべりしました。
あれやこれやで盛り上がっている最中に、突然ブザーがビーッ。

すると、

サウジ人3人がそそくさとスカーフを取り出し、髪を隠すではありませんか。

何事?と聞くと、

ブザーはムタワ(宗教警察)がビルに入ってきたという合図なんだそうです。
前に同じレストランで食事をしていた時には中まで入ってきて、「Cover your hair(髪を隠せ)!」と言ってきたそうな。
大体、ムタワは男性なので、女性セクションにずかずか入ってくるということ自体がおかしいのですが、理論が通じるような相手ではありません。もちろん、反論することは出来るのですが、せっかくの楽しい夕食が台無しになるので、みんな予防策としてスカーフを巻いておくということなのだそうです。

外国人は大丈夫とのことなので、私はスカーフは巻きませんでした。巻き方もわからないし(笑)
結局この日はレストランまでは入ってきませんでした。

この国、少しづつは開けていく方向に向かっているのです。ただ、その進み方は遅々としたもの。
国が出来てから日も浅いので(1932年建国)、これからのこの国に期待したいものなのですが、それにしても、他の国とあまりにも違いすぎるので、時々ため息が出てしまいます。

どう思う?大ちゃん、姫ちゃん?

そんなこと言ってないで、早くおやつちょうだいよ~、だそうです(笑)