3月21日にアップしたこのシーン、見覚えがありますか? この夜、星空の下でキャンプしていたら砂嵐に襲われた場所です。
4月はにわか雨が多くて、3-4時間降り続いたこともありました。
砂漠の国でも雨が降るのです。
で、同じ場所がこんなことになっていたそうです。友達が写真を送ってくれました。
それにしても、泥川で嬉しそうに泳いでいるこの人は、誰なんでしょう?
カナダ生まれの柴犬、大輔と姫との生活を綴っています。
3月21日にアップしたこのシーン、見覚えがありますか? この夜、星空の下でキャンプしていたら砂嵐に襲われた場所です。
4月はにわか雨が多くて、3-4時間降り続いたこともありました。
砂漠の国でも雨が降るのです。
で、同じ場所がこんなことになっていたそうです。友達が写真を送ってくれました。
それにしても、泥川で嬉しそうに泳いでいるこの人は、誰なんでしょう?
川です。一体ここはどこでしょう?
ま、まさか、砂漠の国に川が?
そのまさかでした。
砂漠の国にも川が流れているのです~。
ワディと呼ばれる涸れ谷がリヤドを縦断するように100kmに渡って横たわっています。
長い間ゴミ捨て場状態になっていたワディを復活させるプロジェクトが進行していました。
その新しいワディのデザインを担当したのがカナダの会社です。
その関係でワディツアーに誘ってもらいました。
ワディがきれいな公園として整備され、トイレ施設なども完備されています。
女性用のトイレのマーク。ベールをかぶっているところがサウジ風。
顔を隠してないので、やや現代風といったところでしょうか。
はじめに遭遇したのがこの川です。
砂漠の町にも川があるんだ~と感激していたら、実はこれは生活廃水や一部下水も混じっている汚水だそうです、、、
その汚い川が行き着く先はここです。
浄水場なのですが、一切化学薬品を使っていません。
石や砂、魚といった自然の浄化作用で水がきれいになっていきます。
浄化された水に、また汚水が流れ込んでしまう地域があるそうなので、システムはまだ完成ではありません。
でも、古臭い考えに凝り固まった国というイメージのサウジで、こんな画期的な試みがなされているなんて思いませんでした。
自然に優しい水利用。この先、色々な場所で作られるようになって欲しいと思います。
浄水場からもっと進むと、川べりが公園になっている場所がありました。
アラビア風に絨毯を敷いてピクニックしている男性がふたり。
川風に吹かれて気持ち良さそうです。
2週間ぐらい前の話なのですが、忘れないうちにとアップです。
サウジアラビアは言わずと知れた絶対君主国家です。
王家の名前の“サウド”が国名になっています。
このサウド家の出身地がリヤドにあるディリヤ(Diriyah)という場所です。
長い間放置されていたのですが、今は保存工事中で、ガイドを頼まないと見せてもらえません。
丁度ウチにお客が2名、友達の所にも2名来ていたので、合計8名のグループで、ガイドを雇いました。
暑い時間を避けて、朝の8時に出発です。
サウド家がこの地域の支配者になったのは1744年だそうです。
18世紀と言えば産業革命の時代。
日本では江戸時代で、徳川家重が9代将軍になったのが、この1年後です。
古代の建物のように見えますが、そんなに古いものではありません。
下の写真は住居区です。
地面や壁からの照り返しが暑く、歩くと砂埃がもうもうと立ちます。
こちらは市場だったそうです。広場を建物がぐるっと囲んでいます。
他地域から商人達がやってきて、取引をしました。2階はその商人達の為の宿泊施設でした。
よそ者は町には入れなかったので、市場は住居区の外にあります。
個人的な推測によれば、他の有力で裕福な部族を押しのけてサウド家が王家になったのは、この過酷な環境の生活のお陰です。環境が部族の結束と強さを作り上げたのでしょう。こんなとこ、体力気力がないと住めません~というのが軟弱な一日本人の感想でした(笑)
1818年にはオスマントルコの攻撃を受けて町が焼かれ、一族はリヤドに移り住んだのでした。
砂漠の国にいると景色が砂色ばかりなので、ここでちょっと緑を。
はぁ~。ホッとしますね~。
ツアーの後、近くの農場へお茶をしに連れて行ってもらったのでした。
地面に絨毯を敷いて、その上でアラビアコーヒーや紅茶とデーツ、パンケーキなどの甘い物をいただくのが、サウジ風の正しい(?)お茶風景です。
近くにいた労働者(サウジ人はこういう仕事はしないので、他国からの出稼ぎ者です)がヤシの木登りを披露してくれました。
ロープを木に回して、スルスルとあっという間に上に到達でした。
ジャナドリヤ・フェスティバルというのが開催されています。
これは「民族遺産と文化の祭典」なんだそうです。
北米でいうカントリーフェアーの大規模なものと聞いていたので、その標語はちょっと大げさだろ~と思っていました。
実際は、サウジアラビア各地の風俗文化の展示、物産や食べ物の販売、政府各省庁や企業の展示など、盛りだくさんで楽しめました。
しかも今年は「家族の日」(男性だけのグループでは入場できない日です)の日数が増え、人気の為に期間も延長されたのだそうです。
こちらはサウジアラビアの中央部分の地域の物品の売り場です。
広場を取り巻くようにぐるっと店が並び、色々なものが売られていました。
壁に掛かっているアラビアコーヒーのポットが欲しかったのですが、売り手のおじいさんは英語がわかりません。
どうしよう~と思っていると、少し離れて立っていたお姉さん夫婦がサウジアラビア人らしき女性のグループと何か話しています。
通りがかりの女性グループのひとりが、「英語を習っているんですけど、何かお手伝いしましょうか?」聞いてくれたのでした。
これ幸いとアラビア語でいくらですか?っていうのは何というのか教えてもらいました。
“ケム”というらしいです。
早速、“ケム?”
おじいさんが“xxxxxx”
、、、おっと、数字がわかりません。どうしましょう。
おじいさんがおもむろにポケットからお金を出して見せてくれました。
50リヤルでした。日本円で1200円ぐらい。
高いんでしょうか?安いんでしょうか?
こちらは働くらくだ達です。
井戸から水を汲み上げています。
ああ、そうそう、こちらも忘れてはいけません。
フランスのお土産です。
、、、って何でここでフランス土産がでてくるんだろう?って思いました?
ひょっとしてフランスが恋しくて、錯乱?
ご心配なく(笑)
実は特別企画(?)として、フランスパビリオンが出来ていたのです。
中はブランジェリーあり、マルシェあり、カフェありのパリの風景で、上のお土産屋はパリの土産物屋よりもずっと充実していました。何か買えばよかった~と後から少々後悔。
大人気で、週末は入れないぐらいの混雑振りだったそうです。
これはジェッダの典型的な家を再現したもの。
色々な場所の違った家々が再現されていました。
メッカの家に入ると、案内兼カメラマンがやってきて家中を案内して回ってくれました。
そしてその間中バシバシと写真を撮られました。
黒いアバヤの女性と、白いトーブの男性が多数うようよしている中で、ダンナのお姉さん夫婦と私達合わせて4人のガイジン一行はかなり目立った存在だったのです。
あの写真は一体何に使われるんだろ~。
下の写真は巡礼の目的地、メッカのグランドモスク内にあるカーバ神殿の内部に使われている生地です。
よく知られている外側は真っ黒で陰気な感じ(失礼!)ですが、中はこんなに派手だったのですね~。
驚きでした。
こちらはそのメッカで、何千年も前に神様が創ったと言い伝えられている井戸から採れたザムザム水です。
飲ませてもらいましたが、味は普通の水でした。
イスラム教徒でなくても、何かご利益があるのでしょうかねぇ。
サウジポットのところで手助けを申し出てくれた女性を初め、メッカのカメラマンさん、バラで有名なタイフの案内の人など、ここで出会ったサウジの人達はみんなとても親切でした。
こちらは肉団子のようなものをピタパンで巻いたのを売っていました。
肉団子を味見させてもらい、美味しかったのでふたつ買ったら、お金は要りませんプレゼントしますって。
サウジ人って対外的にはイメージ良くないですが、ここだけではなく、優しい人が多いというのがこれまでの印象です。
色々な面で開かれた国になって、それと同時に良いところは残していって欲しいと思います。
フェスティバルがはじまる4時頃から7時ごろまでいました。
途中で祈祷の時間が入ったのですが、フェスティバルと言えどもその時間は展示も出店も閉まってしまいました。
そういうところは見事に徹底しています。
帰る時に門の手前でムタワ(宗教警察)に出くわしました。
私はこれに遭遇するのはこれで2回目です。
“Cover your hair!(髪を隠せ!)”とお決まりの文句。
サウジ女性はほぼ全員が目だけ出す黒ずくめの服装でした。ムタワも退屈だったことでしょう。
無視してズンズンと門の外に出たら、それ以上は追ってきませんでした。
観光客のダンナのお姉さんは、噂に聞くムタワに会っちゃった~と至極ご満悦でした(笑)
最近登場回数が少ないですが、大輔も姫も元気です。
冬の間の朝の散歩は8時半から9時頃出発でよかったのですが、暑くなってきたので段々時間が早くなり、今は7時半までには家を出ています。
これからますます暑くなったら、どうするのでしょう、、、
日本でも夏はわんこの為に4時頃起きて散歩に行く飼い主さんも多いようですが、朝寝坊なので、そんな優しい飼い主さんのお仲間入りには相当の努力が必要です。
とりあえず今のところは、7時から7時半程度で大丈夫です。
出かける時はちょっと涼しいかも~と思いながら出かけ、帰ってくる頃には暑いぞぉ~とゲンナリしながら帰ってきます。
大輔も姫もハァハァしながら帰ってくるのに、帰ってきた途端に庭に出て日向で日光浴することがあります。
一体何を考えているんでしょうかねぇ。
話題が変りますが、合計8名で伝統的サウジ料理を食べに行きました。
個室なので、アバヤを脱いでくつろげます。
まずはお決まりのサウジコーヒーとデーツ。
サウジコーヒー、大好きになってしまいました。
外国人の中にはイマイチっていう人も多いようですが、カルダモンの香りが良いんです。
ブログで香りがお伝えできないのが残念です。
床に敷かれた絨毯の上に座って食事をします。畳文化の日本人にはなじみやすい食事スタイルですが、テーブルはなく、食べ物も床に置かれてしまいます。少々食べにくいのですが、テント生活の場合、テーブルなんて持ち歩いていると邪魔になってしょうがないっていう事情があったのではないかと思います。
メインは例によってカプサです。そのほかに色々な野菜、豆料理、サラダ、ヨーグルトなどが付いてきます。
ちなみに食器は陶磁器ではなく、金属製です。軽くて、割れる心配がありません。
これも持ち運びに便利だったからなのでしょうね。
味の点ではサウジ料理が世界を席捲するようなことはありえないな~と思いますが、面白い体験でした。
ダンナのお姉さん夫婦が遊びに来ているので、一緒に遊び歩きが忙しくて、ブログがおろそかになっています。
ご容赦を。
バーレーンでお世話になったサウジ人の知人にちょっとらくだの話をしたら、その人の友達のペットのらくだを見に行く?と誘ってくれました。
サウジの人ってペットでらくだを飼っているんですねぇ。
で、訪問。
ペットのらくだちゃん達がにこやかに迎えてくれました。
ペットと言ってもかなりの数がいます。
ペットだからか、今まで会ったらくだの中でも、ここのらくだはとりわけフレンドリーでした。
大人と赤ちゃんのらくだは柵の中にいますが、子供のらくだは外で放し飼いになってました。
この子は6ヶ月ぐらいだそうです。
私の後をついてまわって、なでれぇ~と頭を押し付けてきます。
とっても砂っぽいのが玉に瑕。
アバヤも持ってた黒のハンドバック(!)も砂まみれで白くなってしまいました。
でも、可愛い~♪
もてなしは夜まで続き、サウジコーヒーの後に出てきたのがこれです。
絞りたてのらくだのミルク。カプチーノのように泡立ってます。
え?飲むの?と思ったのですが、せっかくのおもてなしですから、飲まねば。
臭くて脂肪分たっぷりだったらどうしよう、、、と思いながらグビグビ。
普通の牛乳と変らない味で、あっさりとして飲みやすかったです。
そして、典型的なおもてなし料理のカプサ。
サフランライスに羊肉と、らくだ肉。
ペットの可愛いらくだちゃん達を見た後に、らくだ肉、、、
でも、せっかくのおもてなしですから、これもいただかないと。
コブの部分は大変脂肪が多くてびっくりしました。
その後は満点の星を見ながらおしゃべりが続きました。
サウジのおもてなし、すっかり満喫させてもらいました。
一昨日、またもや砂嵐に襲われました。
この時、私達は何をしていたのでしょうか?
前回の時は、野外で路上ホッケーの観戦をしていたのですが、
今回は、なんと、
野外でキャンプしてました~(泣)
上の写真の時はまだ良かったのです。
キャンプファイヤーして、満天の星を見ながら野宿。ああ、なんてロマン、、、
のはずが、夜中に砂嵐が襲ってきました。
しかも気温が急激に下がり、寒い、寒い~!
途中で車の中に避難したのですが、結局1時間ぐらいしか眠れませんでした。
朝、日の出とともにそそくさと撤収。
思い出に残る砂漠でキャンプとなりました。
中国では黄砂が降っていると聞きました。
日本でも被害が出ているのでしょうか?
砂にはくれぐれもご注意下さい。
バーレーンに行った日の前日に「世界の果て(the Edge of the World)」に行ってきました。
これは途中にあったコーヒーポットの銅像(?)
別にコーヒー屋が近くにあるわけでもなく、何故これがここにあるのかは謎です。
砂漠を走ること1時間ぐらいで、「世界の果て」に到着。
「世界の果て」って意外と近かったのねぇ。
ここが世界の端っこ、、、のはずはなく、ここから見た景色はこんなのです。
この場所の元々の名前はナントカ崖とか言うらしいです(ナントカの部分は忘れました)が、砂漠好きの外国人達の間の通称が”The Edge of the World”なんだそうです。
崖を登って見ると、さらに景色が雄大になります。
遅いランチを食べて帰途に着きました。
サウジアラビアと言えば石油、石油と言えばサウジアラビア、ということで、油田の見学に行ってきました。
サウジの国営で世界最大の石油会社アラムコの新しい油田、Khuraisです。
リヤドから飛行機で30分ぐらいのところにあります。
2007年7月に着工して、2009年の6月には稼動し始めたそうです。
残念ながらこの日は風が強くて、外にいると口や目に砂が入って大変でした。
道路の上で砂が舞っているのがわかるでしょうか?
ここは原油を汲み上げているのですが、実際のコントロールセンターなどの施設はセキュリティーの為、写真撮影は禁止でした。
原油汲み上げは、地下の石油が溜まっている部分に海水を注入して、その圧力で石油が地上に噴出してくるという仕組みになっているのだそうです。4箇所、別々のパイプラインが通っていて、それぞれの状況をセンターで逐次モニターしています。
アラムコは世界中から優秀な人材を集め、その広大なコンパウンドでは女性の運転禁止などの規則も全くなく、映画館もあり、日本や西洋諸国と同じような生活が送れます。
石油産業は国の一大産業ですから、人材確保の為にはそういう地域を作ることも辞さない態度に、サウジ政府の真剣さが伺われます。この会社は経営、技術開発、システムなどどの分野でも超一流で、この前見学に行った科学技術専門の大学、KAUSTのプロジェクトもここが請け負いました。
見学の後はアトラクションもありました。
乗ってみますか?と聞かれましたが、遠慮しました。
鷹匠も。
外は風が相変わらずきついので、テントの中にはいると、そこには美味しそうな匂いが漂っていました。
こちらはランチのテーブル。最初の突き出しのようなものです。
ホモス、タブリ、ファトゥーシュなど、中東の定番メニューがずらり。
最新設備の油田と伝統的なアトラクションにランチの対称が妙な、至れり尽くせりツアーでした。