日本館

きゃぁ~、日本に帰ってきましたぁ~。

ではなくて、ここ、ジェナドリア・フェスティバルの日本館の中にしつらえられた和室です。
毎年1回開催されるこのフェスティバル、1カ国だけ外国が特別のゲストとして参加します。
去年はフランスでしたが、今年は日本です。
大震災の為に参加が危ぶまれましたが、開催のはこびになりました。
こんな時こそ日本をアピール!ですよね。

日本の生活、産業、歴史が色々な展示を通して紹介されています。
パビリオンの入り口で、たくさんのスクリーンに日本の色々な情景が映し出されています。

プラスティック製のすき焼き。 これが本物だったら、、、


兜の複製。
こんな豪華な兜、初めて見ました。
本物は一体日本のどこにあるのでしょう?

お茶のお手前の実演もあって、実際にお菓子とお抹茶をいただきました。

すっかりホームシックです。

朝の風景

朝、私達が起きた後のベッドを占領して、伸び伸び寝ている大輔。
朝ごはんをすませた後、起こしに行きます。
暑くならないうちに散歩に出かけなければなりません。

大ちゃん、朝だよ。起きてよ。
お散歩に行こうよ。
背中を揺すっても身動きひとつしません。
大ちゃんったら、朝だよぉ~!

起こされた後の大輔。
、、、最初の写真とちっとも変わってないんですけどっ!
散々言われて、やっと起きます。
わんこってパッと目が覚めて、パッとお散歩に行く体勢になるものだと思っていましたが、全然違います。


被災地のわんこ達にもこんな能天気な朝が早くもどってきますように。

ジェナドリア・フェスティバル

今年のジェナドリア・フェスティバル(これが何かという解説は去年の記事をご覧下さい)、オープニングセレモニーに行ってきました。
例年は3月のこのフェスティバル、今年は王様の病気の為に4月に延期されました。
去年の招待はダンナのみだったのですが、今年は奥さん同伴のご招待でした。
のろ~いスピードではありますが、徐々に社会が開かれてきているということでしょうか?
オープニングはらくだのレースが目玉のひとつです。

が、

あいにくの砂嵐!
その日の午後の早い時間までは普通の天気だったのですが、会場に向かってバスに揺られている間に始まってしまいました。
室内でガラス越しに見ていたのですが、その室内ももやぁ~っとしていました。
しかもアナウンスは全部アラビア語で、一体これがレースなのか、予行演習なのかもわからぬまま、お友達とおしゃべりをしている間に、

レースは終わってしまったのでした、、、

アラビア風のビュッフェディナーの後、気を取り直して、ダンスを見ましょう。

おっと、違った。こちらは音楽にあわせて踊っている観客達でした。


こちらが本物のダンスです。出演者は全員男性。
観客も少数の外国人女性を除いて、ほとんどが男性です。
まあね、日本の歌舞伎役者も全員男ですからね。、、、あまり比較にはなりませんけれど。

こうしてオープニングの夜は更けていったのでした。
結局家にたどり着いたのは夜中の12時過ぎ、それまで砂嵐は止みませんでした。
会場から会場へ移動する時には1分ぐらい外を歩かないといけなかったのですが、初めてアバヤとベールがあってよかった~と思いました(笑)

タイフの旅、つづき

タイフのバラの旅の続きです。
タイフは酷暑のサウジアラビアにあって、高地にあるせいで、比較的気候が温暖なので有名です。
バラの工場に行く前に、普通のバラを育てているところも見せてもらいました。

ここ、温室ならぬ、冷室?
温度はそれほど低くないので、涼室といったところかもしれません。


上の写真の茶色の部分に水を流し、後ろから風を当てて、冷気を送ります。
冷房とともに加湿にもなって、一石二鳥です。

ここで育ったバラはサウジ国内はもちろんのこと、外国にも輸出されているのだそうです。
バラの他に野菜も見せてもらいました。

美味しそうなピーマン♪
その他にも、キュウリ、トマト、チリペッパーなどなど、色々な種類の野菜がどっさり育っていました。


レタスは外で。
収穫後はご覧の通り、羊達が処理していました。エコですね~。

この時点で朝の8時頃だったのですが、お土産に~とたくさんの花束をいただきました。
まだこれから夜の11時までタイフで遊ぶつもりなのに。
お花、大丈夫かな~と思いながらも断れず、車に積み込んで暑い中を一日中放っておいたのですが、、、

車の後は飛行機に乗せられ1時間程の旅の末、やっと我が家に着きました。
多少萎れていたのですが、すぐに水に漬けておいたら、翌朝はこの通り。

これも。

さすが採れたてで新鮮!
5人で行って、それぞれ抱えきれないほどの花束をいただきました。
タイフのバラ園の皆様、ありがとう~!

貴重なバラのエッセンシャルオイルですが、こんな宝石箱のようなのに入っています。
貴重品ですからね。
こちらでは約11オンスが1トーラという単位で呼ばれるのですが、これは4分の1トーラ瓶です。

オイルの横は、バラの花びらを貰ってきたものをポプリにしたもの。
湿度がないのであっという間に乾燥しました。
ポプリの入れ物は、サウジの身体の不自由な女性に手に職をつけてもらおうという趣旨の会で買ったもの。
素朴な感じが気に入ってます。

タイフのバラ

日本は今年は例年よりも寒いようですが、そろそろ桜は満開でしょうか?
こちらでもピンク色を求めて旅してきました。

有名なタイフのバラです。
タイフはサウジアラビアの西部に位置し、イスラム教の聖地であるメッカやメディナに近い町です。
独特の芳香を持つバラで有名で、そのバラからローズウォーターやエッセンシャルオイルが作られます。

毎年4月のバラの季節にローズ・フェスティバルが開催されます。
朝4時起きの、夜中の1時過ぎ帰宅という強行軍で行ってきました。

フェスティバルは午後の4時からなので、まずは工場見学です。
タイフのバラは種類としてはダマスクローズと呼ばれるバラです。こちらではタイフィと呼ばれています。
有名なブルガリアのバラやシリアのバラと同じ種類ですが、タイフの人々に言わせると、タイフのバラの香りは特別で、他の場所にタイフのバラを移植しても同じ香りにならないのだそうです。

朝、花が開いて貴重なオイルが蒸発しないうちに、バラはひとつひとつ手摘みされます。

そのバラの花びら、約1万枚を銅製の釜に入れます。

銅製だと匂いが移らないのだそうです。

そしてその上から水を入れます。昨日採ったバラ水に普通の水を足して使っているようでした。
蓋をしてじっくりと蒸留します。

バラの水蒸気は冷やされて、ローズウォーターとなって反対側から出てきます。

あたりにバラの香りが充満しています。
ローズウォーターと一緒にオイルも採れるのですが、採れる量はほんのわずかです。
なので、ローズウォーターは1瓶500円ぐらいなのですが、オイルの方はほんの11オンス(約325ml)で5、6万円ぐらいするのだそうです。
このオイル作りが機械化されて、大量生産されるようになればまた話は別なのでしょうけれども、そうなると風情がなくなるというものでしょうか?

最後にバラ花びらまみれにならせてもらいました。
う~ん、幸せぇ~♪

(メモ)シャンプーしました

あら~、このぶれぶれの子は何でしょう~?

シャンプーされてきれいになった大輔でした。
バスルームから出てすぐに、絨毯にスリスリするのは止め欲しいものです。
「きゃぁ~、大ちゃん、止めてぇ~~~!」という私の叫び声なんて、もちろん聞いちゃぁいません
いつもの通り、前のシャンプーから約3ヶ月です。きっちりと律儀に汚れるものです。
砂埃がひどいので、無理もありませんけれど。

こちらは、シャンプー中の不幸な姫。
今回は低音から高音まで、色々な音で泣き叫んでいました。
それがまた可愛くて、私を楽しませてしまうっていうのは、姫には内緒です。


大輔は2回ほどヒンヒン言ってましたが、後はいつもの通りピシッと立って耐えてました。

毎日原発の状況をネットでチェックしては一喜一憂しています。
早く状況改善の目途が立ちますように。

1週間たちました

1週間経ちましたね。
救助活動は難航しているようですし、加熱し続ける福島原発も心配です。
朝、目が覚めると真っ先にネットでニュースをチェックしています。
東京のカナダ人の友達に大丈夫?のメールを送ったら、「東京は大丈夫だよ。被害を被っていると言うよりも、不便な生活を余儀なくされている言ったほうが正確な状態。でも、日本人はどうして非常時にトイレットペーパーを買いだめするんだろう?」というメールが返ってきました。、、、どうしてなのでしょうねぇ。

被災地には雪も降ったそうですね。暖房のない所で、凍えながら救助を待っている方々もいるのに、野球なんてやっている場合じゃないだろ~と怒りの矛先を妙なところに向けたりしてます。
野球は野球で、それによって生活している人達もいて、中止になると困る人も出るというのはわかっているのですが、感情的には「野球で日本に元気をつけて、」のようなどこかの会長の言葉は傲慢な発言だと思えて仕方がありません。

大輔&姫はそんな状況は知りません。今日も私の癒しとなってくれています。
カナダやパリにいた時にはふたりでソファーでくつろいでいることが多かったのに、ここではほとんどしません。珍しく並んで寝ていたので思わずカメラを取りに走りました。

被災された方々に一日でも早く「日常」が戻りますように。

大地震

町が一瞬で津波に飲み込まれる様子がテレビで何回も何回も放送されていました。
信じられない思いで見ていました。
日本に3時間電話し続けて、やっと家族の無事を確認しました。
職場から2時間かけて実家にたどり着いた妹も、出かけていた場所からバスを乗り継いで、夜の11時にようやく帰宅した母も、思いのほか元気でホッとしました。

まだ余震は続いているのでしょうか?
こちらに住んでいる友達からはもちろんのこと、フランスやカナダからもお見舞いのメールをもらいました。
世界中の祈りが被災地の方々に届きますように。

その後

大輔とシャロンちゃん(石に命名しました~。笑)の関係の行方、気になるところですよね?

シャロンちゃんを見つけた翌日には、ずっと傍にいることはなくなりました。
散歩に出るのを嫌がることもなかったのですが、帰って来るとすぐに「ただいまぁ~」と言いに行っていました。

その翌日、日に何回か存在を確認する程度。

そしてその翌日はほとんど無視。
いつも私の傍にいる甘えっ子に戻りました。ママ、大満足~♪


それにしても、男心と秋の空、飽きるの早かったです。
え?何か文句があるのかって?

何にもないですよ~。もうシャロンちゃんは庭に捨ててきて大丈夫かな?
明日にでも庭に移してみようと思っています。

おまけに、今回は出番が少なかった姫のアップを。


姫ちゃん、ただいま大脱毛中です。柴犬の毛、ご入用の方はご連絡下さい~(笑)

もうひとつおまけに大輔の伸び~。

魅惑の石ころ

今朝の散歩で、家の隣にある公園を通り抜けている時に大輔が石を見つけました。

何の変哲もない石なのですが、熱心にクンクンし、前足でガシガシ。
あまり執着しているので、石のベンチの上に置いて、「大ちゃん、帰りにまた匂いを嗅げるから、ここに置いておこうね~。」


と言っても、じ~っと石を見つめて動く気配なし。
仕方がないので、石をウン袋に入れて持ち歩くことにしました。どう見てもただの石なんですけどねぇ。
石と一緒に一通りのお散歩を終えて、帰り道につくと、大輔が早足になりました。
あの石の所へ急げぇ~、、、って、大ちゃん、石は私が持っているのですけど。
きっちりと元の場所に戻って、石のあった辺りをクンクンと嗅ぎまわってます。
それではと、石を袋から取り出して、地面の上へゴロンと転がしました。
「わぁ~、あったぁ~」
大輔の嬉しいそうなこと。本当にただの石なんですけど。
そんなに好きならばと、甘々ママはまたもやその石を拾い上げ、家まで持って帰ってきました。

庭で石と一緒にくつろぐ大輔。

その大輔と一緒にくつろぐ姫。何で大ちゃんが石を守っているんだろ?って思っているかも?
大輔くん、石を守ってず~っと外に居ました。
本当は外に居るのがそれほど好きな子ではないので、大ちゃん溺愛ママは石も家に入れてしまいました。


「わぁ~い、石と一緒にお家の中に入ったよ♪」と、得意げな大輔。
その後も石への執着は続きました。
いつもはずっと私の傍にいるのに、石にかまけて傍に来ないのです。寂しいぞ~。
で、石を階段の踊り場まで移動すると、もれなく大輔がついて来ました。

しばらく放って置くと、


一緒に寝てしまいました。

午後の散歩の時間になっても、散歩に行きたくない~と駄々をこねる始末。
よっぽど石と離れたくないようです。
無理矢理連れ出すと、最短のお散歩コースを超特急で歩いてくれました。
普段はのそのそ、たらたらとした散歩態度なのです。心臓肥大気味なので、あんまり無理出来ないからかと思っていましたが、ひょっとしてあれってタダのワガママなのかも。
家に帰って来ると、石のところへまっしぐら~。

今はやっと石から離れて私の足元で熟睡中です。
大輔の石への愛着、一体どれぐらい続くのでしょうねぇ。石に名前をつけなきゃいけないかも?と思ったりして(笑)