レストランで

ダンナの出張を良いことに、友達と夕食に行きました。
「ダンナが出張中なの~」と言うと、すぐに「ご飯食べに行こうよ~」と言ってくれる友達がいるって幸せです。知らない土地を渡り歩く生活なので、そこで友人が出来るかが楽しい生活が送れるかどうかの分かれ道です。

サウジ人3人、他国籍3人の6人でレストランの女性セクションで夕食を食べつつおしゃべりしました。
あれやこれやで盛り上がっている最中に、突然ブザーがビーッ。

すると、

サウジ人3人がそそくさとスカーフを取り出し、髪を隠すではありませんか。

何事?と聞くと、

ブザーはムタワ(宗教警察)がビルに入ってきたという合図なんだそうです。
前に同じレストランで食事をしていた時には中まで入ってきて、「Cover your hair(髪を隠せ)!」と言ってきたそうな。
大体、ムタワは男性なので、女性セクションにずかずか入ってくるということ自体がおかしいのですが、理論が通じるような相手ではありません。もちろん、反論することは出来るのですが、せっかくの楽しい夕食が台無しになるので、みんな予防策としてスカーフを巻いておくということなのだそうです。

外国人は大丈夫とのことなので、私はスカーフは巻きませんでした。巻き方もわからないし(笑)
結局この日はレストランまでは入ってきませんでした。

この国、少しづつは開けていく方向に向かっているのです。ただ、その進み方は遅々としたもの。
国が出来てから日も浅いので(1932年建国)、これからのこの国に期待したいものなのですが、それにしても、他の国とあまりにも違いすぎるので、時々ため息が出てしまいます。

どう思う?大ちゃん、姫ちゃん?

そんなこと言ってないで、早くおやつちょうだいよ~、だそうです(笑)

雨が降ると

3月21日にアップしたこのシーン、見覚えがありますか? この夜、星空の下でキャンプしていたら砂嵐に襲われた場所です。

4月はにわか雨が多くて、3-4時間降り続いたこともありました。
砂漠の国でも雨が降るのです。

で、同じ場所がこんなことになっていたそうです。友達が写真を送ってくれました。

それにしても、泥川で嬉しそうに泳いでいるこの人は、誰なんでしょう?

ふたつの写真

先日、タイの新年のお祭りに行った時の写真です。
パッタイ、パパイヤサラダ、サテーなど、たらふく食べて、鴨の丸焼きを1羽買って帰りました。
食欲だけか~って言われそうですが、アジアの味はやっぱり良いです!
タイ人の友達にお水もかけてもらいました。
タイの新年のお祝いって、幸運を願って水を掛け合うんですね~。暑い国ならではの習慣かも?

こちらはタイならぬ、ダイです。
あら~、このダジャレを言いたい為に、この2枚の写真を載せたのではないのです~。
ホントです~(笑)

大輔、何やら不満があるみたいですね。
たぶん、クッキーを満足にもらえなかったとか、そういう不満だったのだと思います。

私は、私で、ちょっと不調。
久し振りに馬に乗りに行ったのです。
久し振りの割には、身体がコツを掴んでくれたのか、前より疲れなかったのですが、その後が大変。
次の日から太ももが痛くなり、2日経った今日も、筋肉痛です。
特に階段の上り下りがキツイ~!
運動不足の我が身が恨めしい、、、

春の便り

関西に住む柴友、大輔と同い年の大河くんのママ、お嬢さんから毎年春の便りが届きます。
今年はサウジだし、無理でしょ~と思っていたのに、例年通りに送っていただきました。
それも日本から直接郵便す。
サウジの郵便事情は悪いと聞いていたので、今まではどんなものでもカナダ経由で送ってもらっていたのです。
箱も傷んでいないし、2週間ほどで手元に到着。

春の便りは手作りの小公子の釘煮です。
日本の食料品が乏しい砂漠の国では、超のつく貴重品です。
美味しい春の便り、ありがとうございました!

しかも、大輔&姫と私におやつまで入れていただいていました。
さっそく、みんなで賞味させていただきました~。

懐かしい日本の味、美味しかったです♪

姫の亀ハント

*今回も携帯写真です。すみません~。
先週は毎日のようににわか雨が降っていました。
砂漠に国でも雨は降るんですね~。しかも落雷や稲妻付でした。
で、水溜りが珍しかったのか、進んで入りにいったのは姫です。
大輔はもちろん避けて通りました。

こちらは二匹目のどじょうならぬ、二匹目の亀を探している姫です。
散歩の度に、こうやって街路樹のヤシの木の周りの土部分を執拗にクンクンしていたのですが、最近少々飽きてきたようです。
ヤシの木はたくさんあるので、一々臭いを嗅いでいると、散歩がちっとも進まないのです。

亀探しモードの姫は何でも亀に見えるらしく、道路に付いている丸い突起を「アンタは亀でしょ~」と引っ掻いていました。
そんな姫を大輔が冷めた目で見ています。

そうかと思うと茂みの中に、突っ込む!

野良猫が茂みの中で昼寝をしてたりするので、要注意なのです。
それでなくてもダニがいたり、ゴミが捨ててあったりするので、やめて欲しいのですが、そんな声など姫の耳には入りません。
姫ちゃん、止めてよぉぉぉ~!

こちらは、柵のあちら側に何かを見つけた姫です。

この後どうしたかというと、水平の柵があるので、あちら側にはいけないのがわかっているのかと思って油断していたら、柵のあちら側に飛び抜けようとして、柵に激突していました。
姫ちゃん、何するのぉぉぉ~!ダメよぉぉぉ~!
...気が休まる暇がありません。
姫ちゃん、8歳です。
年を取ると落ち着くっていうのは、その子の性格によりけりだ~、とつくづく思います。
これは姫のキャラクターなので、ず~っと変らずにいて欲しいのですが、怪我には気をつけなきゃ。

最近の大姫

姫です。相変わらず散歩の度に亀を探しています。

歩道に植えられているヤシの木の周りは土になっているのですが、そこを執拗にクンクン。
土部分にはタバコの吸殻やら、ごみが捨てられていることが多いので、あんまり鼻を地面に擦り付けて欲しくないのです。
しかも、散歩がはかどらないことおびただしいし。
何とか亀の事は忘れて欲しいものです。

こちらは亀の事はすっかり忘れている大輔です。

シーバ編集部のブログにわんこの写真を上手に撮るには、下から見上げるようにした方が良いという記事があったので、試してみました。
...アゴのたるみが気になるような気もしますが、どんなアングルでもハンサムです~(笑)

先日、庭でパーティがあったのですが、その準備を手伝う(?)姫です。
美味しいものが出てくる予感に、思わず舌をぺろり。

姫の予感は正しかったのでした~。

右後方に写っているのはお寿司です。
ここサウジでも寿司は大人気なのです。
寿司ネタの魚資源が枯渇するから、寿司は日本の秘密にしておけばよかったのにと内心思ってしまうのでした。

砂漠に川が?

川です。一体ここはどこでしょう?
ま、まさか、砂漠の国に川が?

そのまさかでした。
砂漠の国にも川が流れているのです~。

ワディと呼ばれる涸れ谷がリヤドを縦断するように100kmに渡って横たわっています。
長い間ゴミ捨て場状態になっていたワディを復活させるプロジェクトが進行していました。
その新しいワディのデザインを担当したのがカナダの会社です。
その関係でワディツアーに誘ってもらいました。

ワディがきれいな公園として整備され、トイレ施設なども完備されています。
女性用のトイレのマーク。ベールをかぶっているところがサウジ風。
顔を隠してないので、やや現代風といったところでしょうか。

はじめに遭遇したのがこの川です。
砂漠の町にも川があるんだ~と感激していたら、実はこれは生活廃水や一部下水も混じっている汚水だそうです、、、

その汚い川が行き着く先はここです。

浄水場なのですが、一切化学薬品を使っていません。
石や砂、魚といった自然の浄化作用で水がきれいになっていきます。

浄化された水に、また汚水が流れ込んでしまう地域があるそうなので、システムはまだ完成ではありません。
でも、古臭い考えに凝り固まった国というイメージのサウジで、こんな画期的な試みがなされているなんて思いませんでした。
自然に優しい水利用。この先、色々な場所で作られるようになって欲しいと思います。

浄水場からもっと進むと、川べりが公園になっている場所がありました。
アラビア風に絨毯を敷いてピクニックしている男性がふたり。
川風に吹かれて気持ち良さそうです。

亀発見!

姫が散歩の途中に亀を見つけてしまいました。
砂漠の国で亀?
誰かがペットで飼っていたのを逃がしたのかしら~と不思議に思ったのですが、後で聞いてみると亀を見かけた事のある人は多いようです。陸亀なんだろ~と誰かが言っていましたが、陸亀ってそれほど水は必要ないんでしょうか?

ともあれ、姫が執拗に、亀はもちろん、周りの地面も引っ掻き、あげくに亀を噛もうとするので、仕方なく地面から救出し、石の歩道の上に置いてみました。

大輔は亀の臭いをふんふんし、ちょいちょいっと前足で突付くだけで、きわめて紳士的です。
携帯画像なので、画質が荒いですがご容赦を。

姫は石は引っ掻けないからか、急速に興味を失っています。
向こうの方に土が散乱しているのが見えますが、姫の仕業です。

亀をアスファルトの上に残して行って、干し亀になったりしないだろうか?とは思ったのですが、姫が興味を失ったのを幸いに、後ろ髪を引かれるふたりを引っ張ってその場を立ち去りました。

そして翌日、

別の場所の枯れ草の下でくつろいでいた亀を、再び姫が掘り出してしまいました。
かわいそうな亀。またこいつらかよ~って思っていたでしょうねぇ。
すでに姫にひっくり返されています。

姫は引っ掻く、齧る、ひっくり返す、と悪行の限りをつくしていす。

大興奮の姫を亀から引き離し、未使用のウンチ袋に入れて、近くの公園まで運びました。
柵の隙間からポトッと投げ入れて、ホッ。
ウチにつれて帰ろうかとも思ったのですが、毎日姫のハラスメントを受けるようになっては、気の毒です。
その後も未練タラタラの姫は、あっちこっちを嗅ぎまくっていました。

至福の時間

日曜、じゃなかった金曜(こちらの日曜です。相変わらず週末を土日と言ってしまいます)の午後、至福の時間。

、、、って大輔のではありません。私のです。

ソファーの半分に大輔が寝そべり、もう半分に私が寝そべって、お茶を飲みながら本を読んでました。
片足をソファーと大輔の背中の間に差し入れて、暖かい大輔の体温がじんわりと伝わってきます。
ああ、幸せ。

最近は週末になると砂嵐になるような気がします。
今日も例に漏れず、窓の外は砂色の世界です。
これから散歩に行かねばならないのですが、短時間で勘弁してもらえるかな~。

ね、大ちゃん。

ディリヤ

2週間ぐらい前の話なのですが、忘れないうちにとアップです。

サウジアラビアは言わずと知れた絶対君主国家です。
王家の名前の“サウド”が国名になっています。
このサウド家の出身地がリヤドにあるディリヤ(Diriyah)という場所です。
長い間放置されていたのですが、今は保存工事中で、ガイドを頼まないと見せてもらえません。
丁度ウチにお客が2名、友達の所にも2名来ていたので、合計8名のグループで、ガイドを雇いました。
暑い時間を避けて、朝の8時に出発です。

サウド家がこの地域の支配者になったのは1744年だそうです。
18世紀と言えば産業革命の時代。
日本では江戸時代で、徳川家重が9代将軍になったのが、この1年後です。

古代の建物のように見えますが、そんなに古いものではありません。
下の写真は住居区です。
地面や壁からの照り返しが暑く、歩くと砂埃がもうもうと立ちます。

こちらは市場だったそうです。広場を建物がぐるっと囲んでいます。
他地域から商人達がやってきて、取引をしました。2階はその商人達の為の宿泊施設でした。
よそ者は町には入れなかったので、市場は住居区の外にあります。

個人的な推測によれば、他の有力で裕福な部族を押しのけてサウド家が王家になったのは、この過酷な環境の生活のお陰です。環境が部族の結束と強さを作り上げたのでしょう。こんなとこ、体力気力がないと住めません~というのが軟弱な一日本人の感想でした(笑)

1818年にはオスマントルコの攻撃を受けて町が焼かれ、一族はリヤドに移り住んだのでした。

砂漠の国にいると景色が砂色ばかりなので、ここでちょっと緑を。

はぁ~。ホッとしますね~。
ツアーの後、近くの農場へお茶をしに連れて行ってもらったのでした。
地面に絨毯を敷いて、その上でアラビアコーヒーや紅茶とデーツ、パンケーキなどの甘い物をいただくのが、サウジ風の正しい(?)お茶風景です。

近くにいた労働者(サウジ人はこういう仕事はしないので、他国からの出稼ぎ者です)がヤシの木登りを披露してくれました。
ロープを木に回して、スルスルとあっという間に上に到達でした。